品揃えも多く、なかなか他では手に入らない商品も揃っているコストコ。一度はコストコで買い物したいと思っている人も多いでしょう。しかしコストコを利用するには、会員になり年会費を支払わなければいけません。今回は年会費を払わず利用する方法や、コストコ会員種別ごとの特徴を解説します。
目次
コストコはなぜ年会費がかかるのか?

コストコといえば商品価格が安いことでも知られています。
輸入品や大容量商品を扱うことで安く商品を提供することが可能となっているのです。その値段の安さは原価ギリギリとまで言われる程。
ただもちろん原価ギリギリの商品を売るだけでは、会社として成り立ちません。そこで収益を賄っているのが会員費用なのです。
コストコの収益はほぼ会員費とも言われています。
個人会員ならば年会費4,400円。
1人頭の金額はそれほどでもないですが、人数が増えれば増える程利益はあがり、安定した収益を出すことができるのです。
コストコ会員種類と年会費

コストコの会員は3つあります。
- 個人会員
- 法人会員
- エグゼクティブ会員
個人会員と法人会員は元々あった会員ですが、エグゼクティブ会員は2019年9月から始まった新しい会員種別です。
それぞれ特徴や年会費も異なります。
新しく追加されたエグゼクティブ会員に関しては、どんな会員なのか知らない人も多いでしょう。
エグゼクティブ会員の特徴はもちろんですが、個人会員と法人会員の特徴や違いを解説します。
名前の通り個人会員は一般向け、法人会員は企業向けなので、どちらも自由に入れるわけではありません。
個人会員(ゴールドスターメンバー)
個人会員(ゴールドスターメンバー)は個人の方ならば誰でも入会することのできる会員です。
年会費 | 4,400円(税抜) |
同伴 | 18歳以上同伴者2名まで(18歳未満の子供は制限なし) |
資格 | 18歳以上なら誰でも可 |
家族カード | 1枚まで |
追加カード | なし |
配送 | 配送サービス利用可(購入日に配送カウンターに持参) |
特典 | 商品保証・年会費保障 |
年会費は4,400円、単純に12で割ると、1ヶ月あたり約360円かかる計算です。
家族カードは1枚までつけられるので、ご家族誰か1人は無料でコストコ会員になることができます。
注目しておきたいのが特典の2大保障。
商品保証は商品に満足できなかった場合、返品可能で全額返金される保証です。
年会費保障は有効期限内であれば退会しても、年会費が全額返ってくる保障。
個人会員でここまで手厚い保障がついているのはかなりお得です。
法人会員(ビジネスメンバー)
法人会員(ビジネスメンバー)は事業に準事する方なら誰でも入会可能です。
会社単位ではなく、個人事業主や非営利団体でも入会可能で、登録時に代表者の名刺を提示するだけで入会できます。
年会費 | 3,850円(税込) |
同伴 | 18歳以上同伴者2名まで(18歳未満の子供は制限なし) |
資格 | 18歳以上の飲食店や会社経営、個人事業主が対象 |
家族カード | 1枚まで |
追加カード | 最大6枚(1枚あたり3,500円) |
配送 | 電話やFAXでも注文できるビジネス配送利用可 |
特典 | 商品保証・年会費保障・ビジネスプロモーションに参加可・「ボリューム会員様」向け営業支援 |
年会費は3,850円、12で割ると1ヶ月あたり約320円です。
法人会員も個人会員と同様、家族カードは1枚までですが、追加カードは3,500円払えば6枚まで追加できます。
年会費は個人会員よりも600円程安いので、法人会員の方がお得です。
また法人会員の場合ビジネスプロモーションとして、ビジネスを応援する担当スタッフがつきます。
- ニーズに合った商品を提案
- コストコ専門部門の情報を提供
- イベントの案内や新商品の案内
- ビジネスに合った商品リストを作成
特に個人で経営している飲食業の方には喜ばれるシステムです。
法人の方ならば、確実に法人会員を選んだ方が良いでしょう。
エグゼクティブ会員
エグゼクティブ会員は2019年9月から始まった新会員制度で、コストコのお買い物ポイント2%還元になる上級会員になれる制度です。
貯まったポイントはコストコで使えるので、コストコをよく利用する方にはお得なサービス。
年会費は現在の年会費と合わせて9,000円になるように設定されています。
個人会員 | 法人会員 | |
---|---|---|
通常会員年会費 | 4,400円 | 3,850円 |
プラス会費 | +4,600円 | +5,150円 |
合計 | 9,000円 | 9,000円 |
ただし元を取るには、個人会員なら月に2万円以上。
法人会員なら月に2万1,500円以上の買い物をしなければいけないので、コストコをそこまで利用しない方は特別入会するメリットはありません。
- 個人会員は月2万円以上の買い物で4,800円分のポイントが還元され、エグゼクティブ会員追加費用分の元がとれる
- 法人会員は月2万1,500円以上の買い物で5,160円分のポイントが還元され、エグゼクティブ会員追加費用分の元がとれる
コストコ年会費の元をとる使い方

コストコの年会費は決して高くはありませんが、年会費を払っている分、できるだけ年会費の元をとる使い方をした方がお得です。
どのようにコストコを使えば元がとれるのか?お得に使えるのか?ポイントや使えるテクニックを解説します。
コストコの使い方を少し変えるだけでも、今までよりお得に使えるようになるので、是非参考にしてください。
フードコートを使う
コストコにはどの店舗にもフードコートがあります。
フードコートでは180円ドリンク付きのクォーターパウンドホットドッグが人気。
ドリンクは単品60円前後なので、他ファーストフード店で食事するよりもはるかに安いです。
コストコで欲しい商品がなくても、食事のためだけに通うのもありでしょう。
またフードコートで購入した商品を飲んだり食べたりしながら買い物も可能です。
大容量商品を購入する
コストコには大容量商品が多く販売されています。大容量商品を安く買えることこそコストコの最大のメリットでしょう。
このメリットを最大限に活用しない手はありません。
大容量商品だけならばコストコではない業務スーパーでも購入できますが、コストコには他のお店では手に入らない輸入品などもあります。
コストコの魅力を最大限に活用することで、元を取ることに繋がるでしょう。
カークランドシグネチャーを購入する
『カークランドシグネチャー』というコストコ自社ブランドの商品も販売されています。自社ブランドなので、もちろん他のお店で購入することはできません。
中にはカークランドシグネチャー商品を購入するためだけにコストコ会員になっている人もいる程です。
カークランドシグネチャーは食品だけではなく、お洒落でお得な生活用品も多くあります。
- トイレットペーパー
- 衣料用洗剤
- 調理器具
- 寝具
など。
コストコ会員ならばカークランドシグネチャー商品を購入しておかないのはもったいないです。
クレジットカードで購入する
コストコでお得に買い物するのであれば、クレジットカード支払いがお得です。
大容量商品は単価あたりは安いですが、商品としての値段は数千円となってしまい、結果的に一回あたりの買い物合計額は数万円になることも珍しくありません。
クレジットカードで支払えばポイントもすぐに貯まります。
クレジットカードのポイントならば、コストコ以外でも使えるので、現金払いよりも絶対的にお得です。
コストコ年会費を払わずに入場する方法

「コストコを利用してみたいけど、年会費を払うのは気が引ける」という方のために年会費を払わなくてもコストコに入場できる方法を解説します。
実は年会費を払わなくてもコストコに入場することは可能なのです。
もちろんコストコが認めている方法なので安心してください。
家族カード
コストコ会員には家族カードがあります。
家族カードは家族の誰かが会員になっていれば、1枚無料で発行可能です。
家族カードは会員カードさえ持っていれば、会員本人がいなくても入場できます。
また会員に同伴して入場することも可能なので、買い物の際には常に一緒に行動する夫婦であれば、家族カードは必要ありません。
ただ同伴の場合は、会員がいなければ入場できないので、1人で買い物に行く場合は家族カードを発行してもらった方が良いでしょう。
コストコ商品券で入場
コストコではコストコ店内で商品券を購入することができます。
この商品券は会員ではない方でも利用可能で、商品券を提示すればコストコに入場することもできるのです。
ただし非会員の場合、表示価格よりも5%上乗せの値段となるのがデメリットも。
しかし商品券5,000円で買い物金額が5,000円以下だった場合、現金でお釣りがでるのでお得な面もあります。
商品券を入手するにはコストコ会員の方に商品券を購入してもらわなければいけませんが、オークションサイトなどを見てみるとコストコ商品券が出品されていることもあります。
ワンデーパス
「とにかく1回だけでも良いからコストコで買い物してみたい」という方にはワンデーパス(1日特別招待券)がおすすめです。
ワンデーパスは年会費を払わずに、1日だけ入場できるチケットです。ワンデーパスもオークションサイトなどを探せば、出品されていることがあります。
ただし商品券と同様で、表示価格よりも5%上乗せの値段となってしまうので、その点だけ注意しましょう。
また定期的に発行されているムック本『コストコライフ』には1日特別招待券がついていることがあります。別途本の購入費用がかかってしまいますが、1日だけ入場するならコストコライフを購入してみるのも良いでしょう。
コストコプリペイドカード
コストコ専用のプリペイドカードも1日招待券の代わりとして使えます。
コストコプリペイドカードはコストコ会員の方からのプレゼントとしてよく使われるので、プレゼントしてもらう機会があればコストコに行ってみましょう。
またコストコプリペイドカードはコストコガソリンスタンドでも使えます。
入会後1年以内に退会
数回買い物をして、今後コストコを利用しないならば入会してから1年以内に解約する手もありです。入会してから1年以内に解約した場合は、年会費が全額返金されます。
ただし一度解約してしまうと、今後1年間は再加入不可となるので、よく考えた上で退会してください。
入会退会を繰り返して利用することも可能ですが、あまりに繰り返してしまうと入会できなくなる可能性もあるので、入退会を繰り返す方法はやめておきましょう。
コストコをお得に使える人の特徴

コストコはどんな人に向いているのか?コストコをお得に使える人の特徴を解説します。
もちろんコストコを利用するのに条件はありません。誰がどんな風に利用するのも自由です。
ただお得に使えるかどうか?年会費の元をとれるか?損してしまうか?はその人の生活状況によって異なります。
あなたが元をとって得できるタイプなのか、損してしまうタイプなのか、自己診断しておきましょう。
お得に使えるタイプならばどんどんコストコを利用してください。
大家族
家族カードは1枚のみしか発行できませんが、同伴も可能なので家族が多ければ多い程お得に使えます。
同伴として連れて行く人は、毎回同じ人でなければいけないわけではありません。
また18歳未満の場合何人でも同伴可能なので、家族でコストコを楽しめるでしょう。
家族カードを渡しておけば、会員になっている人以外もコストコへ通えるので、買い物の頻度も多くなるでしょう。買い物の頻度が多くなれば、なる程年会費分の元がとりやすくなります。
一度に多くの買い物をする
こまめに通うこともお得に使うポイントですが、一度に大量購入する方がお得になります。
一度に大量購入することで、コストコに通う交通費も浮きますし、購入金額が高くなればなる程、クレジットカードのポイントも貯まりやすいです。
ただ一度に購入しすぎてコストコに行く頻度が少ない場合はデメリットにもなりかねます。
コストコ年会費が損になる人の特徴

年会費を支払うことが、デメリットになってしまう人もいます。
自分の生活状態が合っていない場合は年会費を支払って会員になる必要はありません。
どうしても行きたい場合は、商品券や招待券を使ってたまに行く程度で良いでしょう。そこまでの金額ではありませんが、頻繁に通えないのであれば年会費を無駄にしているようなものです。
年会費を浮かすだけでも節約になるので、節約に力を入れている人は一度見直してみてください。
コストコが周辺にない
コストコは比較的郊外にあります。東京では多摩境店1店舗、関東全域でも11店舗しかありません。
関東にあるコストコ
- 多摩境店(東京都)
- 川崎店(神奈川県)
- 金沢シーサイド店(神奈川県)
- 座間店(神奈川県)
- 入間店(埼玉県)
- 新三郷店(埼玉県)
- 幕張店(千葉県)
- 千葉ニュータウン店(千葉県)
- 前橋店(群馬県)
- つくば店(茨城県)
- ひたちなか店(茨城県)
1都5県にバランスよく店舗はありますが、店舗があるのは郊外ばかりなので、交通費もバカになりません。
家で食事する機会が少ない
大容量食品を購入しても使わなければ意味がありません。
外食などが多く、家で食事する機会が少ないのであればコストコの会員になっても、そもそも購入するものがないでしょう。
食材などを購入しても余らせてしまうだけです。
家族が少ない
同伴や家族カードを使うことでお得に利用できますが、家族が少ない場合は家族カードも同伴も利用しにくく、せっかくのメリットが活かせません。
1人暮らしのなら大容量食品を購入しても余らせてしまうだけなので、年会費を払ってまで会員になる必要はないでしょう。
家族で使えばコストコ年会費の元がとれる

年会費を払って利用するなら、家族が多い方が確実にお得です。
家族カードの利用もちろん、購入額が増えれば増える程クレジットカードのポイントも貯まりやすくなります。
コストコの魅力でもある大容量食品も効率よく使えるでしょう。
コストコのサービスを最大限に使い、お得に買い物を楽しんでください。
記事内の情報は2019/11/06時点のものです。
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