水道・ガス・電気、主婦にとっては節約のポイントともいえるのがこれらの光熱費ではないでしょうか。
節約を意識しているからといってケチケチした生活も疑問に感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、光熱費の中でも電気にポイントを置き、ケチケチした節約術ではなく、電気に関する基本的な部分を知り効率よく節約するポイントや節約術を紹介したいと思います。
この記事をしっかり読んでいただければ、今すぐ実践したくなるはずなので、ぜひ最後までご一読ください。
目次
電気代って平均いくら?高い原因は?

毎月決まった時期に電気使用量明細が手元に届きます。使用した量に応じて電気代を請求されますが、あなたは高いと感じますか?それとも安いと感じますか?
独身の人と大家族で生活している人とでは、当然請求される電気代の価値は違ってきますが、生活レベルが同じ人と比較して、自分は所どうなんだろうと気になるでしょう。
そこでまずは、家族構成別に電気代の平均額について紹介しましょう。
電気代の平均額
まずは、総務省が発表している世帯人数別の一カ月の電気料金について、表で確認しましょう。
2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | |
---|---|---|---|---|---|---|
二人世帯 | 8,811円 | 9,275円 | 9,830円 | 9,763円 | 8,933円 | 9,176円 |
三人世帯 | 10,210円 | 10,849円 | 11,406円 | 11,296円 | 10,321円 | 10,485円 |
四人世帯 | 11,130円 | 11,819円 | 12,152円 | 11,843円 | 10,867円 | 11,239円 |
世帯平均 | 10,198円 | 10,674円 | 11,203円 | 11,060円 | 10,100円 | 10,312円 |
2018年のデーターですが、基本的なことではありますが、家族の人数が増えるにつれ電気代も高くなっています。
また、こちらも総務省の2018年のデーターとなりますが、1人暮らしでは
1人暮らしの電気代
1か月平均 → 3,362円
となっています。
これを高いと感じるか安いと感じるかは、その人次第となりますが、同じ人数の世帯でも、北海道と沖縄では気候や環境が違ってくるため電気代も違いが発生します。
何にかかってるか知ってる?電気代の内訳
次に、1ヵ月の電気代のうち何にどれくらいかかっているのか確認してみましょう。資源エネルギー庁のデーターを確認したところ、以下のような内訳が確認できました。
家電名 | パーセンテージ |
---|---|
冷蔵庫 | 14.2% |
照明器具 | 13.4% |
テレビ | 8.9% |
エアコン | 7.4% |
電気温水器・エコキュート | 9.2% |
食器洗い乾燥機 | 3.7% |
電気ポット | 3.2% |
洗濯機・洗濯乾燥機 | 2.1% |
その他 | 37.9% |
その他の部分には、トイレの便座や炊飯ジャーなども含まれており、ちょっとした事の積み重ねが、たくさんの電気の使用量になっているようです。
また、このデーターを確認すと、電気代の多くは冷蔵庫と照明器具だということがわかります。
これらの内訳を確認する事で、もし電気代が高いと感じと感じている人なら、どこを節約するといいのか、自然と見えてくるでしょう。
【契約・払い方の見直し編】電気代節約術

ここまで、世代別の1ヵ月の電気代や電気の使用内訳を確認してきました。この内容を見て、うちはここを節約したほうがいいかな?と感じた人もいるのではないでしょうか。
そこで今度は、電気代節約術として電気代の基本的な料金システムや支払い方などについて紹介します。
まずは電気代の料金システムを知ろう
電気代を節約するには、最初に電気代の基本的なシステムや明細内容を把握することが大切です。
せっかく明細が届いても、記載してあることがさっぱりわからないようではどこをどう節約すると効率がいいのかということがわかりません。
そこで、まずは電気代の料金システムについて確認しましょう。
電気はどこから買ってどこに払っているのか
電気代は主に、基本料金となるアンペア数と電気使用量から構成されており、利用する時間帯によっても電気代は違ってきます。
この電気代ですが、かつては既存の電力会社から供給されるのみでしたが、2016年4月以降は電力の自由化により、さまざまなところから電気を購入することができるようになりました。
それにより、消費者はより安く電気を利用できる会社を選択できるようになりました。
アンペア数
次に、電気代の基本料金となるアンペア数について紹介しましょう。
アンペアとは、電化製品などを使用する際に必要な電気のパワーのことをいいます。
一般的に供給されているアンペア数は以下のように分かれています。
アンペア数 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
10A | 15A | 20A | 30A | 40A | 50A | 60A |
このアンペア数により、電気の基本料金は違ってきます。
また、このアンペア数より多く電気を使ってしまうと、ブレイカーが落ちてしまい電気が使用できなくなります。
時間帯
電気の使用明細を見ると、第一段階・第二段階という言葉が確認できます。これは何だろうと疑問に感じる人もいるでしょう。この表示は、電気を使用する時間帯に大きく関わりがあります。
電気料金は昼間や夜間など時間他によって電気代が違ってきます。また、同じ昼間でも使用するワット数に応じて、第一段階・第二段階と段階が違ってきているのです。
ちなみに昼は電気代は高く、夜間は安めとなっているのが一般的です。
契約プランの見直しで節約!
アンペアや時間帯について理解できたところで、今度はそれらを考慮した契約プランについて紹介しましょう。
電気代の契約プランは電気を提供している会社によって違いはありますが、極端な違いはないでしょう。
しかし、1円単位・10円単位での節約にこだわる人ならそれぞれの会社のプランを比較してみるのもおすすめです。
また、契約プランをみなすポイントとしては、どの時間帯に電気を一番多く使うかという事が大切です。
主婦で子育て中の人の場合昼夜問わず家にいますが、仕事などで昼は家にいない家庭と比較すると、昼の電気使用量は大きく違うので、自分の生活パーターンにあったプランを探すことが一番の節約に繋がるでしょう。
その他、エネチェンジというサイトでは、電気料金の見直しシュミレーションなどの情報があるので、ぜひチェックしてみましょう。
料金の払い方で節約!
ここまでアンペアや契約プランなど、電気代についていろいろ説明してきたので、かなり理解できたのではないでしょうか。
最後は、料金の支払いについて説明したいと思います。
ガス代・通信費などと一緒でお得に
あなたはどのように電気代などの公共料金を支払っていますか?
口座引き落としの人もいればコンビニ振替という人もいるでしょう。数ある支払い方法の中でも、お得と言えるのが実はクレジットカード払いです。
理由はとても簡単で、クレジットカードで支払うと、カードの利用料金に応じてカードポイントなどの還元を受けることができます。
ポイントの還元はカード会社にもよりますが、貯まったポイントを支払いに充てることも可能なので、料金の節約にも繋がります。
電気代節約術5選

電気は私たちの生活に欠かすことはできなものです。しかし、できれば少しでも節約できれば…と思う人もいるでしょう。
そこで、ここでは電気代の節約に繋がるアイデアや節約術をご紹介したいと思います。
1.数字になってハッキリわかる!「家電の買い替え」
最初に紹介する節約術は家電の買い替えです。
最近の家電は消費電力を意識しているものがほとんどです。中でも冷蔵庫は一番電気を使う大型家電です。
10年以上同じ冷蔵庫を使っている人は思い切って買い替えてみましょう。
買い替えのときの冷蔵庫代と買い替えずに使用し続ける電気代を比較すると、案外買い替えた方がお得になる場合も!
気になる方は電気ショップで一度相談してみましょう。
2. 細かい意識付け「使わない電気はとにかく消す」
ふたつ目の節約術は、使わない電気はとにかく消すことです。
暗くなると、ついついいろいろな部屋の電気をつけてしまう人もいるのではないでしょうか。
しかし、先に紹介した内訳をみるとわかるかもしれませんが、電気代の中でも照明はかなりウエイトを占めています。
チョットした事ではありますが、できるだけ電気は消すという習慣を身につけるようにしましょう。
3. 温度を意識すれば大違い「エアコンの設定」
電気代の節約でよく言われているのがエアコンの設定温度です。これは節約効果がかなり違ってきます。
しかし、近年熱中症で体調を崩す人も増えてきているので、あまり強くお勧めできない部分もあります。
もし、1℃でも室温を高くし生活できそうだと思ったときは、実践してみるとよいでしょう。
4. 必要なければつかわない「家電の御断捨離」
電気代の内訳をみてみると、食器洗い乾燥機や電気ポットという項目があります。
これら項目ですが、食器は手洗いにしたりお湯はやかんで沸かしたりすることで、家電の使用を控えることができます。
もし節約を検討するなら、まずは無駄だと思う家電の使用そのものを見直し、家電の断捨離をしてみるのも良いでしょう。
5. 案外効果が高い「アンペアを下げる」
最後に紹介するのは、アンペアを下げることです。
先にも紹介しましたが、アンペアを下げるとブレーカーが落ちる可能性はあります。
しかし、基本的な電気の使用量も抑える効果も期待できます。
アンペアが低いと思いながら生活すると、必要に応じた生活パターンになるので、効果もかなり期待できます。
電気代を上手に節約して楽しい生活を送ろう!

毎日の生活の中で、電気は欠かすことのできない大切なものです。
しかし、毎月の請求を確認すると高いのではないかと思う人もいるでしょう。
しかし、電気代の基本的なことを知ることで、電気代を抑えたり節約することができます。
今回紹介したことを参考に、今日から電気だの節約にチャレンジし、楽しい生活を送りましょう。
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記事内の情報は2019/10/02時点のものです。
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