FP資格は仕事に役立つって本当?受験方法も紹介

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コラム

FP(ファイナンシャル・プランナー)とは資格の1種で、いま人気がある資格の1つでもあります。人気の理由は、転職や就職に有利になるからだといわれています。
今回はそんなFPについて、取得することのメリットや受験資格、方法など詳しくご紹介します。

FP(ファイナンシャルプランナー)とは?

FP(ファイナンシャルプランナー)とは?
転職や就職のためにFP資格の取得を目指す方も多いのではないでしょうか?
FP資格を取れば就職や年収アップに便利、と謳っている人やサイトも多いですよね。
まずは、FP資格を取得した場合の仕事内容や年収を確認してみましょう。

FPの仕事内容・年収は?

まずはFPの仕事内容を知っておきましょう。
FPは名称独占の資格です。
FPを取得することにより、貯蓄・ローン・保険・資金などの幅広い知識を持つ資金計画の専門家であることをアピールすることができます。
資格取得者の仕事として多いのが、証券会社や金融関係、不動産会社などです。また、なかには独立してFPとして働いている方もいます。
FPとして働く場合の主な顧客は個人であり、家庭における資金面に悩んでいる相談者に適した資金計画の提案やアドバイスを行うのが仕事となります。
年収はピンキリですが、平均すると300万円~400万円だといわれています。

どんな資格?資格取得のメリットは?

FPの資格は大きく3種類に分けられます。そのうちの1つが、国家資格であるFP技能士です。
FP技能士の取得により取引先や相談者からの信頼度がアップしたり、家計管理に役立てたりすることができます。
お金に関する資格なので、数字が苦手な方には少し難しいと感じられるかもしれません。また、相談者にアドバイスをする立場になるためコミュニケーション能力や説明力も求められる資格(仕事)です。

国家資格!FP資格の取得方法

国家資格!FP資格の取得方法
それでは、国家資格であるFP技能士の取得方法と、技能検定の受験方法について詳しく説明していきましょう。

受験資格

FP技能士の受験資格は、受験する資格級により異なります。難易度が易しい順に、3級・2級・1級の3種類あります。

【3級】

FP業務に従事している、あるいは従事する予定がある

【2級】

・3級技能検定を合格している
・FP業務の実務経験が2年以上
・日本FP協会のAFP認定研修を修了している
・厚生労働省認定金融渉外技能審査3級を合格している
※上記いずれかに該当する者

【1級:学科】

・FP業務の実務経験が5年以上
・2級を合格してからFP業務の実務経験が1年以上
※上記いずれかに該当する者

【1級:実技】

・1級の学科試験を合格している
・FP養成コース修了かつFP業務の実務経験が1年以上
・日本FP協会のCFP認定者
・日本FP協会のCFP資格審査試験を合格している
※上記いずれかに該当する者

受験料・その他費用

FP技能検定の受験料は下記のとおりです。

  • 3級:6,000円
  • 2級:8,700円
  • 1級:23,900円~33,900円

1級の受験費用に幅があるのは、試験を行う法人により価格が異なるためです。
FP技能検定の試験は、日本FP協会(以下FP協会)と金融財政事情研究会(以下金財)検定センターの2つの企業が主催しています。
FPに関する教材は多数出版されていますが、2,000円程度が平均です。ただし、1級になると3,000円~6,000円程度とやや高額になります。
FP技能検定を取得するまでの出費はありますが、1度取得してしまえば、その後の更新や年会費は必要ありません。
FP技能検定について

勉強方法は

FP資格を取得したいという方の中には、独学を目指す方もいるでしょう。
FP技能検定3級であれば、独学でも十分合格が狙えるかと思います。ただし普段あまり数字に親しまれていない方ですと、難しいと感じるかもしれません。
2級以上になると、受験資格に実務経験あるいは養成コースや研修修了の実績が必要になります。
AFP認定研修はさまざまな学校が実施しており、費用にも幅があります。安ければ1万円前後、高ければ15万円前後するためしっかりと確認しておきましょう。
FP養成コースの費用は約100万円と高額ではありますが、学科試験の免除が受けられます。

試験の流れ

続いては、FP技能検定の試験を受ける際の流れについて説明します。

申し込み

なにはともあれ、受験をするためには申し込みが必要です。申し込み方法は『オンライン申請』と『書面申請』の2種類。
オンラインで申請する場合には、FP協会か金財のホームページから行いましょう。受験料はクレジットカードあるいはコンビニ支払いが可能です。
書面申請を行う場合は、事前に申し込み用紙を手に入れておく必要があります。用紙はFP協会もしくは金財に郵送依頼をするか、書店に置いてあるものを取りに行きましょう。
申し込み近くなると郵送期間が終わっていたり書類が置いてなかったりする可能性があるため、早めに用意しておくと安心です。書面申請の場合の受験料は、銀行振り込みになります。

試験

FP技能検定は受験する級に関わらず、学科と実技試験があります。ただし、級ごとに試験内容は異なります。

  • 3級の学科は『〇×式』と『3答択一式』、実技も『三答択一式』
  • 2級の学科は『マークシート』、実技は『記述式』
  • 1級の学科は『四答択一式』と『記述式』、実技は『口頭試問』と『資産相談業務』

試験時間は学科が120分、実技が60~90分です。試験会場は全国にあるので、申し込み時には受験しやすい場所を選びましょう。

合格発表

合格発表は試験が終わってから、約1か月半程度かかります。発表日の午前10時にFP協会もしくは金財のホームページ上に合格者の受験番号が掲載されるので、そちらで確認してみましょう。
発表から1週間ほどで合格通知が郵送されてきます。
もしも合格しているのに通知が郵送されてこない場合には、該当する検定センターの事務局へ問い合わせてください。

FP資格の種類・難易度

FP資格の種類・難易度
ここまでは国家資格であるFP技能検定について、取得方法や受験の流れをご説明しました。ここからは、さらに細かくFP資格についてご紹介していきます。
最初にお伝えしたように、FP資格は3種類に大別できます。
そのうち、残りの2つがAFPCFPです。これらはFP技能検定と異なり、民間資格に分類されます。
ではFP技能検定の各難易度や、AFP・CFPの特徴など詳しく見ていきましょう。

FP技能検定3級

まずは、FP技能検定3級についてです。この資格は、FP関係の資格を取るうえでの第一歩となります。

資格内容・合格率

FP技能検定3級は学科が60問、実技が5問の計65問が出題されます。
合格ラインは60%以上。
各合格率は学科が60%、実技が43%程度と難易度はやや易しめです。
平均勉強時間は約4ヶ月程度といわれており、独学で受験される方も少なくありません。
FPの倫理や関連法案など、FPの基礎知識が問われるのが3級です。

資格取得のメリット・必要性

3級の場合は年金やライフプランなど日常生活に密接に関わる内容のため、仕事ではなく自身の家計管理のために勉強される方も多いようです。
不動産や保険会社の方が、仕事に役立つ知識を得るために資格取得を目指すことも多々あります。
ただし、3級を取得したから転職や就職に有利かというとそうではありません。
転職や就職を考えるのであれば、「2級の受験資格を得るために3級を取得する」という考えでいた方が良いでしょう。

2019年の試験日程

【試験日】
 ①5月26日(日)
 ②9月8日(日)
 ③2020年1月26日(日)
【申込日】
 ①3月12日(火)~4月2日(火)
 ②7月4日(木)~7月23日(火)
 ③11月13日(水)~12月3日(火)

FP技能検定2級

続いて、FP技能検定2級についてです。2級では実技試験が記述式になります。

資格内容・合格率

3級の内容にプラスして、中小法人の資金計画や法人税、諸外国の税制度など企業に関する内容が出題されます。問題の出題数は学科が60問、実技が20問です。
合格率は科が25%、実技が27%程度で国家資格の難易度としては普通です。平均勉強時間は約6ヶ月、3級よりもやや時間がかかると考えて受験の計画を立てましょう。

資格取得のメリット・必要性

法人に関する問題が出題されるため、より仕事で役立つ知識が得られます。
FP技能検定2級の取得を目指すのは、金融や不動産、証券会社など金銭が絡む仕事をしている方が多くなります。2級取得者になると、FPとして独立する人もちらほら出てきます。

2019年の試験日程

【試験日】
(1)5月26日(日)
(2)9月8日(日)
(3)2020年1月26日(日)
【申込日】
(1)3月12日(火)~4月2日(火)
(2)7月4日(木)~7月23日(火)
(3)11月13日(水)~12月3日(火)

FP技能検定1級

FP技能検定1級を受ける際には、学科と実技の試験日が異なるため注意しましょう。

資格内容・合格率

1級からは問題の出題数や出題方法が2級3級と異なります。
学科だけでも基礎と応用の2つがあり、基礎が50問、応用が5問で記述式です。
配点は各100点で、合計200点のうち60%以上で合格。合格率は8%で、学科の合格後に実技試験を受けることができます。
勉強時間は平均1~3年で、難易度は難しいといわれています。

資格取得のメリット・必要性

金融、証券、不動産、ライフプラン、相続など幅広い知識が得られるため多くの業種で役立つ資格といえるでしょう。大手企業でも通用しますし、FPとして独立する人の割合も多くなります。

2019年の試験日程

学科
【試験日】
(1)5月26日(日)
(2)9月8日(日)
(3)2020年1月26日(日)
【申込日】
(1)3月12日(火)~4月2日(火)
(2)7月4日(木)~7月23日(火)
(3)11月13日(水)~12月3日(火)
実技
【試験日】
(1)6月中旬
(2)10月中旬
(3)2020年2月中旬
【申込日】
(1)3月下旬~4月中旬
(2)7月下旬~8月中旬
(3)11月中旬~12月上旬

AFP

AFPは民間資格の1つで、Affiliated Financial Plannerの略です。

AFPとは

AFPはFP協会の認定資格です。年会費(12,000円)や資格を継続するための単位取得にも費用が発生するため、維持費がかかるのがやや難点。
とはいえ、FP協会の会報誌が受け取れたり教育が受けられたりとメリットも多いため、AFP認定を受ける人も多いようです。
AFPについて

資格内容・合格率

AFP認定を受けるためには、FP技能検定2級の合格とAFP認定研修を修了する必要があります。
AFP認定研修には、基本過程と技能士過程の2つがあります。基本過程は、認定研修を受けながら技能検定2級の資格取得を目指す方法。技能士過程は、すでに技能検定2級のを合格している人が対象です。

資格取得のメリット・必要性

FP技能検定2級と同様、不動産や証券会社などで活かすことができます。
認定を受けることにより、学習会にも参加できるため常に新しい知識が得られます。また、同じように学習会に参加する人との関わりができるなど人脈を作るうえでも役立ちます。

2019年の試験日程

AFP認定研修は全国で受けることが可能です。
研修は通信、通学、映像通学など受け方はさまざま。
教材もCD、DVD、WEBなど認定を受ける場所により異なります。
これらの研修方法を比較して、自分に合う方法を選びましょう。
申し込みはオンライン申請か書面申請が選べます。
FP技能検定2級合格もしくはAFP認定研修終了日から翌々年度末が登録期限となるので、自分がいつ該当するのか忘れないようにしましょう。

CFP

それでは、最後にCFPについてご説明します。

CFPとはCertified Financial Plannerの略。AFP同様、FP協会が主催している民間資格です。

アジアや北米、ヨーロッパなど世界的に認められている資格であり、取得難易度もAFPより難しくなっています。
受験資格はAFP認定者であることです。
CFPについて

資格内容・合格率

CFPの資格取得は、CFP資格審査試験を合格しなければなりません。
試験に合格できれば研修が受けられ、研修の修了後に必要書類の提出をすることによりCFP認定を受けることができます。ただし、認定を受けるためには3年の実務経験が必要です。
実務経験を積むことが難しい場合には、FP協会が研修コースを用意しているので利用を検討しましょう。

資格取得のメリット・必要性

CFPは、FP関係の資格の中でも最上位の資格です。
そのため認定を受けることができれば、多くの国や企業から高い信頼を得ることができます。
独立をするうえで信頼度の高さは強い武器となるため、FPとして独立開業をして高収入を目指すのであれば取得したい資格です。
もちろん上司や取引先へのアピールにもなるので、企業勤めの方にもおすすめの資格です。ただし、CFPもAFP同じく維持費がかかるため注意が必要です。

2019年の試験日程

試験は年に2回、6月と11月に行われます。
申請方法はオンライン申請と書面申請の2つ。受験料は6科目で32,400円ですが、2回目以降の受験で前回までに合格した科目があればその分が差し引かれます。
試験会場は全国で15ヶ所あるため、申請時に自宅から近い会場がどこにあるのかを確認しておきましょう。]]>

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