「FXで稼いでいきたいけど、どうやって勉強するべきか分からない。」
FXで勝ち続けていくためには専門的な知識が必要で、入念に勉強しなければいけません。特に、初期の頃はどうやって学んでいけばよいか分かりづらいですよね。
しかし、正しく勉強していけば、FXは稼げる可能性のある魅力的な投資です。
今回はFX初心者の人に向けて、効果的な勉強方法を紹介していきます。また、後半では初心者がよくやる失敗も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
FXを勉強して、新たな収入源を作れるようになりましょう。
目次
FXの勉強方法

FXは大きな利益を見込める反面、理解して取引をしないと想像を超える損失が出てしまう可能性があるものです。
詐欺師はその性質を利用して、「絶対稼げる」と謳いながら高額の教材を売りつけてくることも起きています。
FXで簡単に勝つことは出来ません。正しい方法で勉強して、試行錯誤を重ねた後に一握りの人間が勝つことができます。
では、FXを正しく勉強するためにはどのような方法が効果的なのでしょうか。それは主に以下の4つがあります。
- 本を読む
- セミナーに行く
- デモトレード
- 少額から実際にトレードしてみる
それではそれぞれ見ていきましょう。
本を読む
FXで最初にやってほしい勉強方法は『本を読むこと』です。
FXに関する一般的な知識や広く知られている手法などが多く掲載されています。全くFXを経験したことがない人は本を読むことで短期的に網羅的な知識を付けることが可能です。
本で勉強するメリットは以下のようなものがあります。
- よくイラストや画像が用いられていて、見やすい
- 空いている時間を使える
- 価格が安い
FXは文章だけでは非常に理解が難しいです。なので、初心者向けの参考書の多くはイラストや画像が使用されています。
それによって視覚的にもFXを理解しやすくなっているので、いきなり挫折せずに済むでしょう。
本は通勤中や家事の合間などの空いた時間に読むことができます。自分の好きなペースとタイミングで勉強できる点も魅力的です。
「FXの本は専門書だから、価格も高いのではないだろうか」と思っている人もいるのではないでしょうか。しかし、そんなことはありません。
一般的な参考書でも1,000~2,000円ほどで購入できます。この安さでFXの基礎知識をほぼ網羅できるので、他の勉強方法よりも非常にお得です。
では、一体どの本を読めばより効果的に勉強できるのでしょうか。
おすすめの本は『一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った「FX」入門』です。
この本はザイという経済誌を出している会社と羊飼いさんという凄腕投資家によって作られました。FXの基礎知識が広く、分かりやすく理解できるので非常におすすめです。
有名な個人投資家のakiさんも読んでいたらしく、多くの人気を集めています。
セミナーに行く
FXをより深く勉強するためには『セミナーに行く』ことも効果的です。
FXのセミナーは無料のものから有料のものまで、様々な種類があります。基本的にはFXで結果を出している方から、その経験を基に基礎から応用までの内容を学べます。
セミナーで勉強することには以下のようなメリットがあります。
- リアルな経験談を聞ける
- 分からないことをその場で質問できる。
これからFXを本格的に始めていくにあたって、経験者の体験談は貴重です。失敗談・成功談に関わらず、そこから学べることは多いのでしょう。
セミナーは終了時やその後に講師の方に質問できる機会が多いです。分からなかったことをすぐに解消できるので、学ぶスピードも早くなるでしょう。
ただし、セミナーが終わった後に講師の教材や新たなセミナーへの勧誘があることが一般的です。中には、悪質なものもあるので十分注意しましょう。
ちなみに、証券会社などの金融機関が行っているセミナーであれば、悪質なものがなく信頼できる内容を学べるでしょう。
デモトレード
FXの基礎知識がついてきたなと感じている人は『デモトレード』で勉強することがおすすめです。
どんなに勉強しても、いざ実践で使えるかどうかは分かりません。そのテストとして、デモトレードを使うとよいでしょう。
デモトレードには以下のようなメリットがあります。
- 実際の操作や注文を本番前に確認できる
- 無料で気軽にできる
- 手法を試せる
業者によって操作画面や使い方が異なります。デモトレードを通して、これから取引に使う業者の操作に慣れておくとスムーズにFXを始めることが可能です。
また、FXには注文方法も多様であり、状況によって使い分けられると有利です。しかし、知らないまま本番で利用してしまうと思わぬ損失が出る可能性があります。デモトレードで勉強すればこれも防げるでしょう。
デモトレードは仮想のお金を運用するだけなので、一切お金がかかりません。本やセミナーではお金がかかることもしばしばあります。しかし、デモトレードであれば金銭的な不安なく勉強できます。
FXを勉強していると様々な稼げる手法を目にするでしょう。しかし、全てが自分に合っていることはありません。デモトレードで手法を試し、よいと思える手法を見つけてから本番に移りましょう。
デモトレードについては以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
少額から実際にトレードをしてみる
自分のスタイルが確立したら『少額からトレード』をしてスキルを磨いていきましょう。
デモトレードでは操作や注文など、本番と同様のことができます。しかし、実際に自分のお金が瞬時に増えたり、減ったりするのでデモトレードでは味わえない緊張感があるでしょう。
また、デモトレードで成功した手法だからといって本番で通用する保証はありません。いきなり大金を運用して大損する可能性も充分あるので、まずは少額で試すとよいでしょう。
トレードに慣れて、徐々に資金を追加していけば大金になっても問題なく資金管理ができる状態になります。
FX初心者によくある失敗

長い時間をかけて勉強しても、本番では失敗はつきものです。しかし、できるだけ失敗は少なくしたいですよね。
実は、初心者の頃のトレードの失敗には共通している点があります。ここではそんなよくある失敗例をいくつか紹介していきます。
ここで紹介する例は以下の通りです。
- いきなり資金を全て運用する
- 資金管理ができていない
- 詐欺商材を買ってしまう
- 損切り・利確ができずに損失が膨らむ
それではそれぞれ解説していきます。失敗を具体的に理解して、そうはならないように入念に注意しましょう。
いきなり資金を全て運用する
まだFXの経験が浅いうちに、持っている資金を全て運用してしまうと失敗しやすくなります。特に、余剰資金以外を使っている人は注意が必要です。
どんなに根拠のあるトレードをしていたとしても、全ての資金を使っていれば誰でも動揺します。それが感情的なトレードを招き、結果的に損失が膨らんでしまうでしょう。
FXは余剰資金を用意してから始めると共に、まずは少額から始めるとよいです。
資金管理ができない
初心者の人は自分の資金の状態が把握できずに、気付いたら損が膨らんで失敗することがよくあります。
FXはレバレッジをかけられる分、さらに資金管理が難しいです。
レバレッジ
自己資金を担保にして、それ以上のお金を利用すること
トレードをする中で、今どのくらいのレバレッジがかかっているのか、証拠金維持率はどのくらいなのか常に把握することが大切です。
安易にトレードをしていると、急激な価格変動が起きた時にロスカットしてしまう可能性があります。
チャンスだからといって、自分の取れるリスク以上の取引はしないようにしましょう。
詐欺商材を買ってしまう
FXの世界では「高確率で勝てる」と言って高額なツールを売ったり、セミナーに参加させようとする人がいます。
実際に合計で数十万円を支払ったにも関わらず、全く利益が出ないまま連絡が取れなくなった例もあります。
簡単にお金を稼ぐことはできないと肝に銘じて、自分の力でFXのスキルを研磨していきましょう。
また、インターネットが発展した現在では無料でも充分な有益情報を獲得できます。お金を使わずに自分で情報を精査する力は大切です。
損切り・利確ができずに損失が膨らむ
これは初心者がやりがちなメンタル面の失敗です。損切り・利確の決断ができなければ、利益を出す機会を逃したり、損失が限定できなくなってしまいます。
例えば、FXをして含み損を抱えていると、「きっといつか戻ってくる」と期待してしまうでしょう。しかし、そこに何の根拠もなければ損失が膨らむ可能性あります。
加えて、資金の動きが鈍り新たな収益のチャンスを逃すでしょう。
逆に、含み益が出ていると「もう少し利益が出るはずだ」と思い込んでしまう人が多いです。利確をした時に初めて利益が出ることを忘れないでください。
人間は誰でも「損をしたくない、さらに利益が欲しい」と思ってしまう生き物です。しかし、FXで初心者を脱却するには、そのようなメンタルは捨てる必要があります。
勉強前に知っておきたいFXの基本用語

ここではFXをいざ勉強し始める前に、これだけは知っておきたいFXの用語を解説していきます。
今から説明する用語を本やセミナーなどで聞くこともあるでしょう。しかし、今の時点で少しでも知っておくと内容をスムーズに理解できます。
ここで説明する用語は以下の通りです。
- pips
- lot
- 通貨ペア
上記の用語はFXの基礎にあたるものなので、確実に理解しましょう。
pips
pipsは、FXにおける共通の通貨単位です。読み方は『ピプス』となっています。
このpipsは通貨の値動きを把握しやすくすることが可能です。ドル円やポンド円であれば、円や銭を使って価格の動きを把握できます。しかし、ドルユーロなどの他国の通貨同士の取引では分かりづらいです。
ここでpipsという共通の単位を使えば、どのような状況でも値動きの大きさを捉えられます。
1pipsは日本の『0.01円』と同じです。つまり、『1銭』と等しくなります。
例えば、1ドル100.00円から100.05円になると5pips分の価格が変動したことになります。
lot
lotは、FX業者における共通の取引単位です。FXで注文を出す時はこのlot数に応じて通貨量を決定します。
1lotは一般的には1万通貨です。なので、1ドル100円とすると10,000ドルから購入することができ、必要金額は100万円となります。
FXではレバレッジが25倍までかけられるので、取引をするために最低限必要なお金は100万÷25倍で『4万円』です。
業者によっては1lotを1,000通貨や1通貨としていることがあります。その場合、さらに少額から取引が可能です。
通貨ペア
通貨ペアは、取引できる2つの国の通貨の組み合わせです。ドル円やポンド円などが有名な通貨ペアになっています。
代表的な通貨ペアと英語表記は以下の通りです。
通貨ペア | 英語表記 |
---|---|
米ドル円 |
USD/JPY |
ユーロ/円 |
EUR/JPY |
英ポンド/円 |
GBP/JPY |
ユーロ/米ドル |
EUR/USD |
英ポンド/米ドル |
GBP/USD |
トルコリラ/円 |
TRY/JPY |
通貨ペアによって、相場の動きは大きく異なります。ペア同士の国の関係性に注目すると、その特徴を把握することが可能です。
通貨ペアの特徴を把握して、自分に合ったものを選びましょう。
勉強してFX初心者を脱却しよう

ここまでFXの勉強方法やよくある失敗をまとめてきました。
FXをこれから始めていく人は以下のような勉強方法がおすすめです。
- 本を読む
- セミナーに行く
- デモトレード
- 少額から実際にトレードしてみる
上記の方法を利用すれば、正しくFXを学ぶことができます。
また、FX初心者にありがちな失敗は以下の通りです。
- いきなり資金を全て運用する
- 資金管理ができていない
- 詐欺商材を買ってしまう
- 損切り・利確ができずに損失が膨らむ
FXを本格的に始めた後に、上記のような失敗をしないように気をつけてください。
これからFXの勉強をして、どんどん稼げるようになりましょう。
また、FXについて詳しく知りたい人は次の記事も参考になるので、ぜひご覧ください。
記事内の情報は2019/10/10時点のものです
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