FXは株式投資と比べて、ギャンブル要素が強すぎると言われています。ギャンブルという言葉を耳にすると、どうしても勝てないというイメージが先行するかもしれません。
しかし、FXの世界でも成功している投資家は存在します。
彼らとそれ以外の投資家の違いは何なのでしょうか?
今回はFXのコツ。負けないために必要だとされている考え方について紹介していきます。
目次
誰でも真似できる必勝法は存在するのか?

「誰でも簡単に億万長者」「システムトレードで寝ているだけで月収○○万円」「FX完全攻略!誰でも簡単にできる手法!今だけ○○万円」
ネットの広告などで、このような言葉を目にしたことがある人もいるでしょう。また、ここまで露骨でなくても、似たような商材は多く存在します。
しかし、ハッキリ言って簡単に誰でも真似できる手法が売られている可能性は限りなく低いと考えた方がいいでしょう。
なぜなら、そのような手法があるのであれば、わざわざ販売しなくても儲けることができるからです。
また、仮にそのような手法が存在していたとしても、その手法が知れ渡ってしまえば大きな資本を持っている団体や個人に、その手法を逆手にとって狙われてしまうからです。
どういうことかというと、市場は長期的に見ればそれぞれの価値に見合った値段に落ち着きます。しかし、短期的に見れば資金の大きさによって動かすことができるのです。
つまり、相手の戦略や資金の規模がある程度分かっていれば、資金さえあればそこを狙っていく作戦をたてることもできるということ。
このような視点から考えても、必勝法というのは基本的に存在しないということが分かります。
では、FXで勝ち続けている投資家は存在しないのでしょうか?
勝ち続けている投資家は存在する

ここまで読んでみて、FXで勝ち続けていく手法というのは存在しないのではないか?そう感じた人もいるかもしれません。
しかし、FXの世界においても成功している投資家は存在します。
そこで、ここでは成功している投資について紹介していきます。
個人投資家CIS
日本でBNFさんと同じぐらい有名な個人投資家がCISさんです。
笑っていいともに出演するなど、ユニークな人間性でも知られるCISさんですが、その資産は個人投資家の枠を超えているといえます。
CISさんの投資対象は幅広く、得意な株式投資だけでなくFXにも投資しています。
そんなCISさんも昔は投資で多くの失敗を経験してきました。
しかし、考え方を変えるきっかけがあり、それまでの投資手法を変更することによって、成功への階段をのぼりはじめたのです。それまでは、基本的に長期投資でした。将来を予測しながら投資していたのです。
しかし、何かを予想して投資するのではなく、すぐ先にある優位性に投資するという考え方に変わり、短期トレードをするようになりました。
結果、この手法が自分に合っていたのでしょう。そこからは、どんどんと資産を増やしていきました。
松崎美子
元外資系為替トレーダーという肩書を持つ個人投資家が松崎美子です。
彼女の取引手法は、中長期のトレンドに乗る「ファンダメンタルズ取引」。
先程、紹介したCISさんとは真逆のものといえます。
これからの通貨の方向性を、様々な情報を元にして予測して投資していく手法で、手に入れた情報を元に中長期の予測をたてていくことが手法の肝となります。
中長期な手法ということもあり、忙しい毎日の中でも必要以上に為替動向をチェックする必要はありません。
そのため、忙しい人もできる手法といえるでしょう。
手法再現性の難しさを知る

ここまで、成功している投資家を紹介してきました。彼らは、ブログや書籍などで自身の手法を紹介しています。
これらの本を読まれた人も多いかもしれません。しかし、注意しなければいけないのが、その手法はあくまで、彼らの手法だということ。
中には、手法を知ることができれば、簡単に真似ができると思う人もいるかもしれません。しかし、手法の再現はそれ程簡単ではないのです。その理由は、いくつか存在しているのですが、状況や思考哲学、資金量や心理状態が大きく関係しています。
ハッキリ言ってしまえば、手法を考えた人と、自分は別人という部分に原因があるのです。
そのため、手法を知ったからといって簡単に再現できるものではありません。
では、彼らから学ぶことはないのかというと、それは別問題。成功している投資家は、何度もトライし続けています。多くの手法を試したり、市場を観察したり、情報を集めたりしています。
そして、成功するために最も大切なのは、この部分にあります。テクニックや手法だけを学ぼうとするのではなく、彼らの考え方や市場に向き合う姿勢こそ学ぶ必要があるのです。
手数料が安い会社を選ぶ

ここまで、成功している投資家の紹介と彼らから学ぶべきことを紹介してきました。
そこで、次は成功するために最も必要な前提条件を紹介します。
投資で成功するために必要なこと。それが、一回の利益を少しでも多くするということ。
つまり、経費を抑えるということです。投資の経費といえば、手数料にあります。
投資をするためには、必ずどこかの取引会社に口座を開く必要があるのですが、この最初の選択を間違ってしまうと、後悔することになってしまうので、慎重な判断が求められます。
FXの場合、手数料はスプレッドという形で表示されています。サイトを見ると手数料0円と書かれている場合もあるので、手数料が全くかからないと勘違いしないように注意して下さい。
スプレッドとは売値と買値の差額のことを指します。小さな差ではありますが、この差額部分が実質の手数料ということになるのです。
取引会社を選ぶ際には、このスプレッドの数字に注意するようにしましょう。小さければ小さいほど、実質の手数料が安くなるということです。
また、取引会社を選ぶ時には扱っている通貨の確認も忘れないでください。どの通貨に投資するのか?最初から明確になっているのであれば問題ないかもしれませんが、初めての場合だと悩むもの。
そのため、取引会社を選ぶ時には扱っている通貨の確認と、それぞれの通貨について知っておく必要があるのです。
FX手数料一覧
では、実際に各取引会社のスプレッドを見ていきましょう。
国内で有名な取引会社5社の代表的為替のスプレッドを比較してみます。
米ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 | 豪ドル円 | NZドル円 | |
---|---|---|---|---|---|
SBI FXトレード | 0.27 | 0.49 | 0.99 | 0.69 | 1.19 |
GMO | 0.3 | 0.5 | 1.0 | 0.7 | 1.2 |
YJFX | 0.3 | 0.5 | 1.0 | 0.7 | 1.2 |
DMM | 0.3 | 0.5 | 1.0 | 0.7 | 1.2 |
外為オンライン | 1.0 | 2.0 | 3.0 | 3.0 | 6.0 |
各取引会社の口座開設は以下から。
負けないために必要な3つの考え方

成功している投資家全てが同じ考え方で動いているわけではありませんが、いくつか共通していることはあります。
投資で成功するために大切なこと。それが、資産を減らさないということ。つまり、損失を出し続けないということです。
多くの成功している投資家は、勝つことを目標にはしていますが、負けないことに重点を置いています。世界的な投資家ウォーレンバフェットもその1人。
ここでは、負けないための考え方を紹介していきます。
目標を明確にする

物事を成し遂げるためには、計画が必要です。これは、投資の世界でも同じ。
では、投資における目標とはなにかというと、資産を増やすという点にあるでしょう。
しかし、この目標だと漠然とし過ぎています。資産を増やす為にどうするのか?といったように、最終的なゴールにいくまでの計画をたてていく必要があるのです。
例えば、将来的に資産を大きく増やすために、月に5万円の利益を手にするというものも小さな目標です。
最初の2年間は、毎月5万円の利益を目標とする。それをクリアできた時には、金額を上げていくようにすればいいのです。ここで大切になってくるのは、取引が行き当たりばったりにならないという点にあります。何も目標がなければ、せっかく投資環境が整っているのだから、トレードしておかなければいけないという心理になりやすくなります。
特に、取引に慣れてくると、常にポジションを取っておきたいという考えになる人が少なくありません。しかし、これは非常に危険な思考といえます。
なぜなら、取引をしている間というのは、常にリスクにさらされている状態だからです。
ほんの出来心で行った取引で大きな損失を受けてしまったという投資家は少なくありません。自分なりに考えてトライした結果であれば、納得もできます。
しかし、深く考えることもなく、なんとなく行った取引でダメージを受けると、経済的な部分だけでなく、心理的にも大きなダメージを受けます。
結果、早く取り戻そうと考え、更なる無謀な取引を行い、傷口を広げてしまう。これは、珍しい話ではなく、溢れかえっている話なのです。
しかし、小さな目標をたてるようにしておけば、このような取引を減らすことができます。
目標をたてれば、その目標を意識するようになるでしょう。目標の達成までに、残り日数が何日で、いくら必要なのか?現状で、リスクを抱える必要があるのか?ないのか?
目標と照らし合わせて多くのことを考えるはずです。これによって、トレード前にワンクッション置くことができます。
中には、FXはスピードが命なのだからワンクッションの必要はないという人もいるかもしれません。しかし、資本主義の世界において市場がなくなることはありません。
つまり、今回のチャンスを逃しても次のチャンスがあるということ。急ぎ過ぎて損失を出すぐらいであれば、納得できるまで考えた方がいいはずです。
小さな目標をたてることによって、深く考えない無駄なトレードを防ぐことができます。
状況に左右されない

細かな目標を設定することの重要性を紹介してきましたが、問題もあります。
それが、達成できそうにない場合です。市場の動向や取引によっては、目標が達成できないケースもあります。
こんな時には、目標を達成することばかりに目を奪われて、無理な取引をしてしまうということも考えられます。しかし、このような取引は避けなければいけません。
形勢逆転を狙い、投資額を膨らませてしまった時に逆に動いてしまえば、大きなダメージを受けます。自分の状況に左右される取引というのは、非常にリスクが大きくなります。
調子が悪いと思ったり、市場と自分との間にズレを感じているのであれば、休むことも必要です。成功している投資家の多くは、相場の世界では休むことも大切だと考えているのです。
しかし、目標を達成できそうにないからといって、ただ休んでいるだけではいけません。休んでいる時間を使って、敗因を考えたり取引内容の見直しを行うのです。
成功している投資家は、取引を休んでいるからといって、何も考えていないわけではありません。逆にトレードしていない時間の使い方を大切にしているのです。
目標を達成できないかもしれない時は、状況に左右されずにしっかりと市場を観察したり、取引内容の見直しをして改善点を探っていくようにしましょう。
勝ちパターンを知っておく

トレードを経験していると、何となく自分の得意なスタイルが見えてくるようになります。
成功している投資家の中にも、自分なりの勝ちパターンを持っている人は少なくありません。
得意なパターンが分かっていれば、その状況がくるまで待つという方法が可能になります。
これも、1つの立派な戦略です。
そのため、自分の得意なスタイルを見つけるというのも、成功するためには大切なことといえるでしょう。
順張り
順張りとは、流れに乗るスタイルのこと。
相場が動いている方向に乗っていくという手法です。市場で生まれたトレンドは簡単に変わることがないので、トレンドを見極めることができれば、リスクを抑えることができます。
逆張り
逆張りとは、順張りの逆の手法です。トレンドの終わりを予測することが大切になります。
それまでの流れが変わる時というのは、市場が短期間で大きく動くケースが多くなるので、成功すれば短期間で少なくないリターンを望めるでしょう。
レンジブレイク
テクニカル分析で用いられるサポートラインを突き破るタイミングを狙うのがレンジブレイク。
サポートラインを破った場合、レンジ相場からトレンド相場へ切り替わることが多いので、このポイントを狙っている投資家は少なくありません。
そのため、こちらも値動きが激しくなることが多く、成功すれば短期間で大きな利益を手に入れられる可能性が高まります。
成長し続けることを忘れない

自分の勝ちパターンを見つけても、それだけで勝ち続けられるほど、相場は甘くありません。昨日まで通用していた手法が通用しなくなるというのも、よくあることなのです。
だからこそ、常に考え続けていくことが大切になります。
成功している投資家は、考え続け、成長し続けているからこそ、成功しているのです。
日々の成長を忘れないこと。
成功するためには、この考えを忘れないことが最も大切になってくるのです。
「もっと色んなFX会社が知りたい!」という方は、こちらの記事も参考にしてください。
この記事の情報は2019/08/29時点の情報です。
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