育休手当はいくらもらえる?計算方法を徹底解説

4 min
コラム

出産後の育児休業中に役立つのが育休手当ですが、いくら支給されるのかは計算しなければわかりません。

今回はそんな気になる育休手当の計算方法についてご紹介するので、これから育休を取る予定がある方はぜひご覧ください。

育休手当の支給額は計算でわかる

育休手当の支給額は計算でわかる-h2
出典元:123RF

産休(産前産後休暇)が終わった後は、子どもを保育園に預けて復職するまでの間に育休(育児休業)を取得する方も多いでしょう。

育休は就業をしていないため、給料の支払いがないことが一般的です。
では育休中の生活費など諸々のお金をどうするのかというと、給料が支払われない代わりに育休手当を受給することができます。

ただし手当の支給額は個人差があり、さらに一定の条件を満たしていないと受給するすらできません。
今回はそんな育休手当について、支給条件から支給額の計算方法まで詳しく解説します。

そもそも育休とは

そもそも育休とは-h2
出典元:123RF

育休とは正式名称を育児休業といい、その名のとおり子どもを育てるために取得することができる休業期間のことです。
こちらは仕事をしている女性のための制度ですが、働いていても育休取得のための条件を満たしていなければ利用することができませんのでご注意ください。

自分が条件を満たしているのかどうかは、後ほどご紹介する支給条件を参考にしてくださいね。

育休と産休の違い

育休について調べたことがある人なら、産休(産前産後休暇)という言葉を耳にしたことがある方も多いでしょう。

産休と育休は名前こそ似ていますが、以下のような違いがあります。

  産休 育休
概要 産前産後の母子の健康のために取る休暇 産休取得後から仕事復帰までの間に、育児及び復帰の手続きをするための休暇
支給期間 出産予定日の6週間前~出産の8週間後まで
(※1)
子どもが満1歳になるまで
(※2)
手当の種類
  • 出産育児一時金
  • 出産手当金
  •  
  • 育児休業給付金
  •  

産休は妊娠した女性が安全に出産できるよう、産前産後に取る休暇のこと。
一方育休は子どもが保育園に入って復職ができるまでの間、子どもを預ける先がない女性が子どもを見れるように取得できる休暇のことです。

上表を見るとわかるとおり、産休と育休は休暇の理由も支給期間も、そして手当の種類もすべて異なるのです。

育休中に取得できる手当とは

育休中に取得できる手当とは-h2
出典元:123RF

育休中に受け取ることができる手当は、育児休業給付金です。

続いてはこちらの手当について詳しくご紹介します。

育児休業給付金

育休中の生活を保障するのが育児休業給付金の役割です。

育休は子どもが保育園に入り復職するまでの間、最長で2年取得することができます。
これはメリットでもありますが、その期間は給料が支払われないというデメリットも発生します。
このデメリットを補うのが、育児休業給付金の役割なのです。

ただし、育児休業給付金を受け取るためには一定の条件を満たす必要があります。

取得条件

育児休業給付金を受け取るための取得条件は、以下の4点です。

  • 会社の雇用保険に加入していること
  • 育休取得前の2年間に11日以上働いている月が12ヶ月以上あること
  • 育休中の給料が支払われない、もしくは支払われても8割以下の金額であること
  • 育休が終了したら復職する予定があること

上記の条件を一つでも満たしていない場合には、残念ながら育児休業給付金の受け取りはできません。
条件を満たしているかどうかわからないという方は、産休を取る前に事前に会社へ確認を取っておくと安心です。

支給期間

育児休業給付金の支給期間は育休の取得期間に準じます。
つまり、育休が長引けばその分給付金の支給期間も延びるということですね。

育休期間は基本的には子どもが1歳になるまで(出産後1年)ですが、保育園が決まらない=復職できない状況の場合はその限りではありません。
もしも子どもが1歳になっても保育園が決まっていない場合には、育休の延長を受けることが可能です。

延長期間は2度設けられており、1度目は1歳6ヶ月まで、2度目は2歳までの最長2年間です。
育児休業給付金も育休と同じように、最長2年まで取得することができますよ。

ただし例外として夫婦ともに育児休業を取得することができるパパママ育休プラス制度を利用する場合には、基本の休暇期間が1年2ヶ月と通常より2ヶ月長くなります。

育児休業給付金の概要についてはハローワークでも紹介されているので、ご一読ください。

ハローワーク『雇用継続給付』についてのページはこちら

育休手当の計算方法

育休手当の計算方法-h2
出典元:123RF

育休手当は普段の給料をベースに算出されるため、金額は個人差があります。
さらに育休の期間によっても金額が異なるため、自身がいくらぐらい支給できるのかを事前に計算しておくと安心です。

育休手当の計算方法は以下を参考にしてください。

【手当の支給開始から6ヶ月まで】

育休前の賃金日額×67%=育休手当の支給日額

【6ヶ月から休業終了まで】

育休前の賃金日額×50%=育休手当の支給日額

上記の計算方法は女性だけの育休だけでなく、パパママ育休プラス制度を利用した場合も同様です。
下記のページのように、簡単に支給額が計算できるサイトもあるので利用してみましょう。

産休手当・育休手当の自動計算サイトはこちら

育児休業のQ&A

育児休業のQ&A-h2
出典元:123RF

次に、育児休業のQ&Aをご紹介していきます。

Q.育休中にボーナス月になった場合はボーナスは支給される?

育休中のボーナスについては会社ごとに規定が異なるため、休業に入る前に就業規則を確認しておくと良いでしょう。

ボーナスは支払い決定時点の評価で査定されるのか、それとも評価に関係なく一定額が支給されるのかなど支給内容もそれぞれです。
こうしたボーナスの内容によって、支給されたとしても支給額が普段とは異なる場合もあることを頭に入れておきましょう。

また、年に3回ボーナスが支払われる会社もありますが、その場合には産休中の手当である出産手当金などが支払われなくなる可能性もあります。
ボーナスの有無だけでなく、その内容や金額、休業中の手当との兼ね合いなども調べておくと安心です。

Q.パートでも育休は取得できる?

パートあるいは派遣など正規雇用以外の女性でも、下記の条件を満たしていれば産休の取得は可能です。

  • 育休を取る時点で勤めている会社で、すでに1年以上働いていること
  • 子が1歳の誕生日を迎えた後も、引き続き同じ職場で働くことが決定していること
  • 子が2歳を迎える前々日の段階で労働契約が満了しており、その後契約更新される予定があること

また、育休は取得できても雇用保険に加入していない場合休業前の2年の間に11日以上働いた月が12ヶ月以上ない場合は育児休業給付金は受け取れないので注意してくださいね。

Q.パートの育休手当はいくらくらい?

育休手当の額は、先ほどご紹介した計算式にあてはめて算出できます。
人によっては少額しか受け取れないという場合もあるかと思いますが、育休手当には下限額と上限額が定められています。
下限額を下回る場合には下限額が支給されるので、金額が少ないと感じた方はその年の限度額を確認してみましょう。

ちなみに、019年7月現在の最低限度額は1日あたり1,984円、月額だと7万4,400円です。

上限額と下限額は毎年8月1日に決定するので、7月より以前に確認していても手当の受け取りが8月を超える場合には注意しましょう。

Q.続けて2人目の妊娠をした場合の育休手当はいくら?

1人目の産休を取得し、そのまま育休を取得している状態で2人目を妊娠する方もいるでしょう。
この場合、2人目の産休取得前日もしくは2人目の出産日までが1人目の育休期間となります。

育休手当は通常、休業取得から2年前までの基礎日数を元に算出しますが、続けて2人目の育休を取得した場合には4年前までの情報をもとに支給額が決定されます。
4年前までさかのぼり、賃金基礎日数が11日以上ある月が12ヶ月以上存在していれば通常通り育休手当を受け取ることができますよ。
ただし、3人目の場合には育休が取得できたとしても手当が支給されない可能性が高いので注意しましょう。

以下のページでは2人目の子供ができた場合の産休育休について紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

産休・育休中に子どもは預けられる?上の子の預け先が気になる

安心して育休を過ごすためには手当を計算しておこう

安心して育休を過ごすためには手当を計算しておこう-h2
出典元:123RF

1年間から2年間と長い期間休むことができる育休はお母さんにとっても、そしてお子さんにとっても親子の時間ができる嬉しい制度です。
一方で、給料が支払われないという点においては不安を感じる方も少なくありません。

せっかくの休業期間ですから、できる限り不安やストレスを感じることなく過ごすためには事前に手当の額を計算して、ある程度のライフプランを立てておくと安心ですよ。

記事内の情報は2019/07/28時点のものです。

]]>

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です