産休手当はいつ支給される?取得方法と時期を徹底解説

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コラム

産休を取得する予定があるお母さんは、手当に関しての知識も事前に仕入れておきましょう。

いつから支給されるのか、どのように申請するのか詳しくご説明します。

産休手当の支給はいつから?

産休手当の支給はいつから?
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産休期間中には各種手当が支給されます。
ただし、支給されるタイミングは種類により異なります。

すぐに支給されるものだと思い込んで、いざ支払いの段階で資金が足りない!なんてことにならないように支給時期を確認しておきましょう。

産休手当の種類

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産休手当には以下の2種類があります。

  • 出産育児一時金
  • 出産手当金
  •  

それぞれ手当の意味合いや支給金額が異なるので、まずはそうした基本情報からご説明します。

ちなみに、産休終了後に育休に入る場合には別の手当が受けられる可能性井があります。
育休中の手当に関しては、以下のページをご参考ください。

育休手当はいつ?いくらもらえるの?育児休業給付金の計算方法も解説

出産育児一時金

出産育児一時金とは、出産に関する費用を補助するための手当です。
つまり、出産前後の入院費や治療費などを支援するためのお金ということですね。

こちらの手当に関しては基本的に子供1人につき42万円が支払われます。
「基本的に」というのは、出産をする医療機関や加入している保険会社によりやや増減する可能性があるためです。

たとえば産科医療補償制度に加入していない医療機関の場合、一時金の額は40.4万円とやや少なくなります。
反対に付加給付金を認めている保険会社であれば、42万円にプラスして給付金が支払われるため一時金の支給額が増加します。

付加給付金の名目や金額は保険会社により異なるため、気になる方は自身の加入している保険会社に問い合わせてみましょう。

出産手当金

産休期間中は給与が支払われない、という企業も少なくありません。
とはいえ、収入源が途絶えてしまうと生活に支障があるとお悩みの方も多いでしょう。
そうした悩みを解消してくれるのが出産手当金です。

出産手当金の支給額は、以下のように求められます。

『支給以前12ヶ月間の標準報酬月額の平均』÷『30日』×(2/3)

以上の計算式で産出された金額が、1日当たりの出産手当金の支給額となります。
計算が面倒という方は、以下のサイトが便利ですよ。

出産一時金・出産手当金・育児休業給付金の計算 – Keisan – CASIO

産休手当の取得条件

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産休中の手当のうち、出産手当金には取得するための条件があります。

会社の被保険者であること

出産手当金を受け取るためには、会社の社会保険の被保険者でなければなりません。
社会保険に加入しておらず、国民健康保険など別の被保険者の場合には出産手当金が支払われないためご注意ください。

パートや派遣などの場合、勤務時間と日数が常勤社員の3/4以上働いていれば加入できます。
また、以下の条件にすべて当てはまる場合でも加入が可能です。

  • 週の所定労働時間が20時間以上
  • 月8.8万円(年間で約106万円)以上の収入がある
  • 1年以上の継続雇用が予定される
  • 厚生年金の被保険者が501名以上存在する企業で働いている
    (500名以下の場合は労使合意に基づいた申し出をしているか、地方公共団体に属している必要がある)
  • 学生ではない(夜間・定時制の場合は加入できる可能性あり)
  •  

出産手当金は上記の条件を満たして社会保険に加入していることに加え、会社ですでに1年以上働いていることが取得の条件となります。

また産休中も給与が支払われる場合、その額が勤務時の給与額の2/3以上であれば出産手当金は支払われません。
2/3未満の場合はその差額分のみが支払われます。

産休手当の支給はいつから開始される?

産休手当の支給はいつから開始される?-h2
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産休に関する手当は、種類により支給のタイミングが異なります。

今回は出産育児一時金、出産手当金それぞれの支給のタイミングについてご説明しましょう。

出産育児一時金の支給時期

出産育児一時金は出産後、医療機関に支払いをするタイミングで支給されます。

主な支給方法は以下の2つです。

  • 直接支払制度
  • 受取代理制度
  •  

どちらも医療機関に直接支給が行われますが、手続き方法が異なります。
詳しい手続き方法については後述しますので、そちらをご参考ください。

どちらの制度を導入しているのかは医療機関ごとに異なるため、検診の際などに確認しておきましょう。

出産手当金の支給時期

出産手当金を給与の代わりとして考えている方も多いでしょう。
しかし、出産手当金は働いた翌月から毎月受け取ることができる給与とは支払い時期が異なるため注意が必要です。

支給時期は多少前後しますが、一般的には申請から2ヶ月~4ヶ月程度といわれています。
申請から支給までの期間を少しでも短くするために、はやめに申請を行いましょう。

産休手当の申請方法

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産休中の各種手当の申請方法について紹介します。

出産育児一時金の手続き

出産育児一時金の申請時期や方法は、医療機関が直接支払制度と受取代理制度のどちらを導入しているのかで異なります。

それぞれの手続きについて詳しくみていきましょう。

直接支払制度の場合

直接支払制度の申請時期は医療機関ごとに異なり、病院で入院や検診に関する説明を受ける際に申請時期についても指示があります。

申請書に関しても出産の手引きなどと一緒に受け取るため、自分で用意することはほぼありません。

手続き方法は以下のとおりです。

  1. 医療機関に保険証を提出する
  2. 直接支払制度の同意書を受け取る
  3. 同意書にサインをして支持された期日内に提出する
  4.  

このように同意書へのサインだけをすれば、あとは医療機関と保険会社の方で直接手続きをしてもらうことができます。
できる限り体を休めておきたい妊娠中のお母さんにとって、自身で手続きを行う手間がない直接支払制度はとても便利ですね。

受取代理制度の場合

受取代理制度の場合は、自分で保険会社に支払いをお願いする手続きが必要となります。
申請期間は、出産予定日の2ヶ月前から出産後2年以内までです。
産後2年を超えると支給されなくなってしまうため注意しましょう。

手続きの方法は以下のとおりです。

  1. 加入している健康保険の『出産育児一時金等支給申請書(受取代理用)』を入手する
    (保険会社のHPにPDF形式で用意されていることが多いため、ご確認ください)
  2. 申請書に必要事項を記入
  3. 担当医師に同意書を作成してもらう
  4. 申請書を健康保険に提出する
  5.  

以上のように、受取代理制度の場合は手続きがやや複雑になります。
小規模タイプの医療機関の場合は受取代理制度を採用している場合もあるため、医療機関を選ぶ目安のひとつとして考えておきましょう。

出産手当金の手続き

出産手当金の申請期間は、産休を取得した翌日から2年後まで。
産前分と産後分はそれぞれ申請しても構いませんし、産前産後分としていっぺんに申請しても構いません。

出産手当金の申請方法は以下のとおり。

  1. 職場に支給申請書を依頼し、産休前に受け取っておく
  2. 申請書に必要事項を記入する
  3. 事業所の証明、医師もしくは助産師の意見書を用意する
  4. 必要書類を用意したら、記入済みの申請書と一緒に職場に提出する
  5.  

出産手当金は職場に提出する必要があるため、職場が遠いなどの理由で産前産後分を一度に申請する方が多いようです。
ただし、前述のとおり申請から支給まではブランクがあるため給与の代わりとして考えているのであれば、早めに申請することをおすすめします。

産前分と産後分を分けて提出する場合は職場の締め日によって提出期日が異なるので、事前に確認しておきましょう。

産休手当がいつ支給されるか不安を感じた体験談

産休手当がいつ支給されるか不安を感じた体験談-h2
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実際に産休を取得したことがある女性のなかでも、手当がいつ支給されるのかと不安を感じたという体験談を見てみましょう。

会社で申請をまとめようとしたケース

ご紹介するのは、正社員で協会けんぽに加入している女性の体験談。

産休と育休を取得後職場に復帰する予定で、現在は産後休業中。
出産から半月ほどで出産手当金の申請をし、2~3週間で支払われると思ったところ約2ヶ月半が経過しても支払われていません。

原因

申請書を提出された会社側が、協会けんぽへ提出していないことが遅れの原因でした。

提出しなかった理由は、体験者とは別に産休を取得した女性がおり、その女性の申請書といっぺんに提出しようと考えていたそうです。

対処法

こちらの体験者の女性は、人事部の担当者に支払いを待っていたことを伝え先に提出してもらうように依頼したそうです。

このように、自分自身は早めに提出したにも関わらず会社側の提出が遅れてしまうと手当の受け取りも遅くなってしまいます。

こうした事態を防ぐためには、申請書を提出する際にできるだけ早めに健康保険の方へ届け出てもらえるように伝えておくと良いでしょう。

執筆日:2019/06/14

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