メルカリ』。
そんなメルカリを活用するうえで、顔の見えない他人に住所を知られたくないと感じる方も少なくないでしょう。
今回はそんなときに役立つ、メルカリの匿名配送について詳しくご紹介します。
目次
メルカリの匿名発送とは?
では、さっそくメルカリの匿名配送についてご説明しましょう。
こちらは、名前のとおり匿名で商品の取引ができる方法のことです。
出品する側も購入する側も、相手に住所を開示することなく商品の売買ができるのです。
ただし、匿名配送を利用するためには商品を出品する際、事前に設定しておく必要があります。
設定方法については後述するので、匿名配送をご希望の方はそちらをご参考ください。
こちらも参考にしてください。
匿名発送の仕組みはどうなってるの?
通常、商品を出品する際には出品者の情報(住所、名前など)と購入者の情報を送り状に記入する必要があります。
送り状の内容を確認して、配送業者は商品の配送を行うためです。
では、メルカリの匿名配送の場合はどうでしょうか?
この場合には、出品者も購入者も情報を送り状に記載する必要がありません。
その代わりに使われるのが、情報が組み込まれた2次元バーコードです。
バーコードは、匿名配送に設定していると発行することができます。
配達業者はこのバーコード情報を読み取ることにより、購入者の家に商品を届けることができるのです。
【匿名発送の仕方】らくらくメルカリ便とゆうゆうメルカリ便
メルカリでできる匿名配送の方法には、以下の2種類があります。
- らくらくメルカリ便
- ゆうゆうメルカリ便
それぞれ発送できる商品のサイズや料金が異なるため、匿名配送を設定する場合には注意が必要です。
らくらくメルカリ便
らくらくメルカリ便は、メルカリとヤマト運輸との連携サービスです。
ヤマト運輸は全国に4万1,000もの店舗があるため、全国津々浦々に配送可能。
大手運送業者だからこその安心感があるのも嬉しいですよね。
らくらくメルカリ便は、サイズにより3つの配送方法があります。
各名称と対応サイズは以下のとおりです。
上表のとおり、料金はサイズごとに異なりますが全国一律となっています。
そのため、通常配送に比べると最大で69%も配送料がカットすることができます。
ただし、宅配便ロッカーPUDOは140サイズを超えると対応不可となるため、使用を検討している方は注意しましょう。
らくらくメルカリ便による配送は、以下の流れで行います。
- 出品時に配送方法を『らくらくメルカリ便』に設定する
- 商品の売買成立後に発送方法(場所)を選択する
(ヤマト営業所、コンビニ、宅配便ロッカー、集荷) - 選択した方法(場所)で発送する
発送後の配送状況はスマホから簡単に確認することができますよ。
もしも配送時に商品の紛失や破損があった場合には、メルカリのサポート保障がついているため安心です。
ゆうゆうメルカリ便
ゆうゆうメルカリ便は、メルカリと日本郵便との連携サービスです。
日本郵便といえば手紙のイメージがありますが、それ以外にもさまざまなサイズの配達が可能です。
ゆうゆうメルカリ便においては、以下のサイズの配達を依頼することができます。
ゆうゆうメルカリ便は、らくらくメルカリ便に比べると取り扱いサイズが少なくなります。
ただし、A4サイズで発送できるものであればゆうパケットで175円と配送料を安くすることができますよ。
このことから、スマホケースなどの小さな商品であればこちらのゆうゆうメルカリ便を選ぶ方も多いでしょう。
こちらの配送方法を利用する場合には、郵便局やコンビニ、はこぽすから発送可能です。
通常の郵便ポストでは送ることができないため、注意してくださいね。
ゆうゆうメルカリ便による発送の流れは、以下のとおりです。
- 出品時に配送方法を『ゆうゆうメルカリ便』に設定する
- 商品の売買成立後に発送方法(場所)を選択する
(郵便局、コンビニ) - 選択した方法(場所)で発送する
ゆうゆうメルカリ便に対応しているコンビニは、2019年5月現在ローソンのみです。
お近くにローソンがない方、郵便局に持ち込みが難しい方はらくらくメルカリ便がおすすめですよ。
匿名配送の注意点
出品者、購入者双方にとって安全性の高い匿名配送。
ところが、こちらの配送方法を選ぶ際にもいくつか注意点があります。
その1つとして、らくらくメルカリ便もしくはゆうゆうメルカリ便にしても匿名にならない場合があることが挙げられます。
これには、以下のようなケースが当てはまります。
- 商品が購入された時点で配送方法の設定が『未定』になっている
- 大型らくらくメール便で出品している
上記の2つに当てはまる場合は、匿名配送の適用外となります。
とくに1つ目の配送方法の設定は見落としがちなので、商品を出品される方は注意しましょう。
一方、匿名配送をしたことで問題が起きるケースもあります。
問題が起きる状況としてよく挙げられるのが、以下のような場合です。
- 購入後の取引のキャンセル、配送先の変更
- 匿名性による嫌がらせ
購入者がうっかり住所を間違えて登録していた場合、メルカリ便を中止して他の配達方法で対応する必要があります。
この場合に注意しなければならないのが、こちらの住所を相手に知られてしまうことです。
また、配送料の差額が発生して金額が高くなる場合もあるため、購入者が負担できるのかどうか連絡のやり取りをする必要があるでしょう。
その他に、評価やネット上での誹謗中傷など嫌がらせを行われる可能性もあります。
これは匿名性による弊害ともいえます。
匿名発送でのトラブルってないの?対策は?
匿名配送は問題なく使えていれば、とても安全性の高い方法といえるでしょう。
ところが、予期せぬトラブルが起きてしまうこともあります。
例えば、匿名で購入したブランド商品が偽物だったという方がいました。
この方は商品到着からすぐには気が付かず、相手の評価をつけてから偽物であることに気がついたそうです。
気がついてすぐに事務局に問い合わせたものの、残念ながら評価後の対応は難しいとのこと。
これ以上はどうにもできず、諦めるしかなかったようです。
また、出品者・購入者どちらにも落ち度がなくてもトラブルが起きてしまうこともあります。
それは、配送業者による配達間違えです。
匿名配送の場合、送り状は出品者ではなく配送業者が商品に貼り付けます。
このとき配送業者が張り間違えてしまい、誤った配送先に送られてしまうことが時折あるそうです。
この場合には配送業者が回収し、再度正しい配達先に送るという対応を取ることが多いでしょう。
とはいえ、配達希望日のお届けができなかったり再梱包が必要になったりと手間暇がかかってしまうこともあります。
こうしたトラブルを避けるためには、出品者も購入者も落ち着いて取引を売ることが大切です。
(とはいえ、2つ目のケースについてはどうにもなりませんが…)
出品をする際には匿名配送に対応しているか、配送商品はあっているかなど出品前にしっかりと確認をする必要があります。
そして購入者は、届いた商品をきちんと確認して問題ないとわかってから評価をし、取引を終了するようにしましょう。]]>