日常生活に欠かせないスマホ。
海外旅行や出張の際にはナビや通訳代わりとして役立ちます。
しかし、普段のスマホをそのまま海外で使用することができるのか、使用できるのなら請求額は国内とことなるのか心配という方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな不安を解消するために、海外でスマホを使用する方法や注意点をご紹介します。
目次
出張や旅行など海外でスマホを使うタイミングは多い

日本のスマホ普及率はいまや100%をゆうに超え、用途に合わせて複数台持つなど日常生活になくてはならないものとなっています。
これは国内に留まりません。
海外でもApple Payのようなスマホ決済ができる店舗も増えてきており、こと先進国においてはスマホでのやり取りが当たり前といっても過言ではないのです。
もちろん海外出張のようなビジネスシーンから海外旅行のようなプライベートまで、スマホを使う機会はさまざま。
日本で使用している端末を、そのまま海外で使用することも可能です。
まずは、海外で利用するための設定を確認していきましょう。
スマホを海外で利用するための設定方法

海外でも普段通りに利用できるように設定する方法は、いくつかあります。
つづいては各種設定方法について、メリット・デメリットも含めてご紹介します。
海外対応のパケット定額を利用する
設定方法で一番簡単なのはデータローミングを利用する方法ですが、これは現地の回線を使用するため使用料金が高額になってしまう危険性があります。
そこでおすすめなのが、海外対応のパケット定額を利用する方法です。
日本国内の通信業者といえばdocomo・au・Softbankが人気ですが、三社とも海外のパケット定額サービスを用意しています。
サービス名 | 利用料金 | 速度制限 | 対応エリア (国・地域数) |
|
---|---|---|---|---|
docomo | パケットパック海外オプション | 200円/時間~ | 国内の契約内容に準ずる | 基本プラン:204 限定プラン:62 |
海外パケ・ホーダイ | 最大2,980円/日 | なし | 204 | |
au | 世界データ定額 | 980円/24時間 | 国内の契約内容に準ずる | 150以上 |
海外データeSIM | 5,800円~/30日 | 契約内容に準ずる | 96 | |
Softbank | 海外パケっとし放題 | 最大2,980円/日 | なし | 150以上 |
アメリカ放題 | 980円/日 | 国内の契約内容に準ずる | アメリカ本土、ハワイなど |
海外に行く期間や場所により、どのサービスが適しているか確認してみましょう。
ちなみに渡米であれば、Softbankのアメリカ放題が断然おすすめです。
アメリカ放題については以下のページで詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください。
「アメリカ放題」がお得!ソフトバンクのスマホを海外で使う方法
メリット
使い方によってプランを選ぶことができ、手続きが比較的簡単なのが海外定額プランのメリットです。
プランによっては事前の申し込みや手続きが不要のものもあるので、当日までうっかり準備をしていなかったというときでも安心。
ただし対応エリア外であったり、使い方によっては要申込みのプランの方が安い可能性もあるためできるだけ事前にプラン内容を確認しておくことをおすすめします。
デメリット
海外で利用する際に、パケット定額を適用するための設定をする必要があります。
設定を忘れてしまうと思わぬ高額請求に繋がる危険性があるため、設定方法に関しては日本国内で必ず確認しておきましょう。
現地の無料Wi-Fiを利用する
日本国内ではカフェや駅、コンビニなどで公衆Wi-Fiが提供されています。
海外でも同様に公衆の無料Wi-Fiが利用できるスポットがあるので、そちらを使用しても良いでしょう。
メリット
お金をかけずに使用できるのが、無料Wi-Fiの大きなメリットです。
使用時にはパスワードが必要となるため、空港や店舗で使用する場合には現地のスタッフにたずねてみましょう。
デメリット
公衆Wi-Fiは店舗内や駅構内のみなど、使用可能エリアが狭いのがデメリットとして挙げられます。
スマホをナビとして使う場合や常にSNSに繋げたい場合には、パケット定額などのサービスが適しています。
また、ホテルで無料Wi-Fiが使える場所もありますが通信速度が遅く、接続に時間がかかることも少なくないようです。
モバイルWi-Fiを利用する
最近ではモバイルルーターを使用してWi-Fiに繋げることができる、モバイルWi-Fiも人気です。
空港でルーターをレンタルして海外で使用し、帰国時に空港に返却する方法が一般的。
人気のある機種をいくつかまとめたので、下記の表をご覧ください。
機種名 | 利用料金 | 速度制限 | 対応エリア |
---|---|---|---|
Wi-Ho! | 390円~/日 | 無制限あり | 200ヵ国以上 |
グローバルWi-Fi | 300円~/日 | 無制限あり | 200ヵ国以上 |
フォートラベル Global Wi-Fi |
90円~/日 | 無制限あり | 200ヵ国以上 |
メリット
上表からも分かるとおり、スマホの定額プランに比べると対応エリアが広く利用料金が安いのがモバイルWi-Fiの特徴です。
通信が無制限のプランもあるため、インターネットに繋げる機会が多いのであればこちらがおすすめ。
オプションで安心保障サービスや翻訳機のレンタルなども選べるので、機器の紛失や現地での会話に不安がある方は活用してみましょう。
デメリット
モバイルWi-Fiは機器をレンタルするため、空港の在庫がないと借りることができなくなってしまいます。
確実に使用する予定があるのであれば、宅配便か窓口で確実に受け取れるように 事前に申し込みをしておくと安心です。
海外でスマホを使うなら充電にも注意!

スマホやモバイルWi-Fiはとても便利ですが、機械ですから電源がついていなければ意味がありません。
充電をすればよいのですが、ここで注意しなければならないのが日本と海外では電圧やコンセントの形状が異なる点です。
海外で変圧器等を探すとなると大変ですから、日本にいるうちに電気屋さんや通販サイトで購入しておくことをおすすめします。
記事内の情報は2019/09/08時点のものです。
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