『ANAマイレージクラブ』は航空会社のANAが提供するマイレージプログラムです。
ANAの航空便や日常生活での買い物を利用することでマイルが貯められます。
今回はANAマイレージクラブについて詳しく紹介します。
ANAマイレージクラブとは?

日本の航空会社の1つであるANAでは、『ANAマイレージクラブ』というマイレージプログラムを提供しています。
ANAの航空便や買い物などでマイルを貯めることができます。
貯めたマイルは、航空券やポイントなどと交換可能です。
【貯める】ANAマイレージの利用方法
まずは、ANAマイレージの利用方法、中でもマイルの貯め方について解説します。
飛行機に乗ってフライトポイントで貯める
マイルを貯める最も一般的な方法は、ANAの航空便を利用することです。
ANAの国際線や国内線に搭乗するだけで、マイルが貯まります。
マイルは、搭乗区間の基本マイレージに運賃種別(国内線)もしくは予約クラス(国際線)別の積算率を掛けることで算出され、その割合は30%〜150%までと幅広くなっています。
日常生活のお買い物でもマイルは貯まる!
マイルは、フライトだけでなく、日常生活の中でも貯めることができます。
具体的な例としては以下のサービスが該当します。
- 楽天Edyの利用:200円で1マイル
- 公共料金の支払い:200円で1マイル
- セブンイレブン: 200円につき1マイル(ANAカードでの支払い)
- マツモトキヨシ:利用金額100円もしくは200円につき1マイル~
など
上記以外にも、様々な場面でマイルを貯めることができます。
【交換】ANAマイレージの利用方法
次に、貯めたマイルの利用方法について解説します。
貯まったマイルの使い道
マイルの使い道には、大きく分けて以下の3つがあります。
- 航空券と交換
- アップグレード
- 提携ポイントとの交換
飛行機を利用する場面だけでなく、他のポイントとの交換もできるなど、利便性は高いと言えます。
それぞれの詳しい内容と利用方法について、引き続き解説します。
【1.航空券と交換する】
1つ目の方法は『航空券と交換する』です。
ANAではマイルで交換する航空券を特典航空券と言います。
国内線であれば片道、国際線であれば往復の航空券と交換できます。
例としては以下の行き先があります。
- 東京〜大阪 片道5,000マイル〜7,500マイル
- 大阪〜福岡 片道5,000マイル〜7,500マイル
- 東京〜沖縄 片道7,000マイル〜10,500マイル
- 大阪〜石垣 片道7,000マイル〜10,500マイル
- 札幌〜沖縄 片道8,500マイル〜11,500マイル
- 日本〜ソウル 往復12,000 〜18,000マイル(エコノミー)
- 日本〜ハワイ 往復35,000〜43,000マイル(エコノミー)
- 日本〜ロンドン 往復45,000〜60,000マイル(エコノミー)
- 日本〜ニューヨーク 往復75,000〜90,000マイル(ビジネス)
- 日本〜シドニー 往復65,000〜80,000マイル(ビジネス)
マイルに幅があるのは、利用するシーズンによって必要なマイルが異なるためです。
【2.アップグレード特典を利用する】
2つ目の利用方法は『アップグレード特典』です。
エコノミーやビジネスなど、飛行機の座席にはランクがありますが、マイルを利用することで座席のアップグレードができます。
以下は一例です。
- 日本〜ニューヨーク:エコノミー→プレミアムエコノミー 20,000マイル
- 日本〜ニューヨーク:プレミアムエコノミー→ビジネス 28,000マイル
- 日本〜ニューヨーク:ビジネス→→ファースト 45,000マイル
- 日本〜シンガポール:エコノミー→プレミアムエコノミー 15,000 マイル
- 日本〜シンガポール:プレミアムエコノミー→ビジネス 18,000 マイル
- 日本〜シンガポール:ビジネス→→ファースト 30,000マイル
【提携ポイントと交換する】
3つ目の利用方法は『提携ポイントとの交換』です。
ANAマイレージクラブは、他のポイントサービスと提携を結んでいるため、提携先のポイントに交換することもできます。
- スターバックスカード:10,000マイル→カードに10,000円分入金
- 楽天Edy:10,000マイル→Edy10,000円分
- Tokyo Metro To Me CARD:10,000マイル→10,000ポイント
- Tポイント:10,000マイル→10,000ポイント
- nanacoポイント:10,000マイル→10,000ポイント
- 楽天スーパーポイント:10,000マイル→10,000ポイント
交換は最低10,000マイルからとなっています。
また、交換は以下のANAマイレージクラブのページで、当該ポイントを選択して行なってください。
【4.その他ポイントの交換方法】
ここまで紹介した3つの方法以外にも、以下の場面などでマイルを利用することができます。
- ANA SKYコイン:1マイル→1コイン単位で交換
- ANAマイレージモール:1,000マイル→1,000円分のクーポンに交換
- ANAシアター:コンテンツごとによって必要マイル数は異なる
- ANAショッピング : 1マイル=1円(相当)として買い物ができる
- ANAセレクション:10,000マイルから各種商品と交換可能
【注意点】ANAマイレージの利用方法

ANAマイレージを利用する際には、いくつかの注意点もあります。
引き続き解説します。
マイルの有効期限
マイルの有効期限は3年間です。具体的には、マイルを利用になった月を基準にして36ヶ月後の月末までとなります。
例えば、1月1日に利用した場合、マイルは36ヶ月後の1月31日まで有効です。
貯まったマイルの確認方法
貯まったマイルや残りの有効期限に関しては、以下の方法で確認できます。
- ウェブサイトで確認する(PC/スマートフォン)
- アプリで確認する (スマートフォン/タブレット端末)
- メールで確認する
- 郵送で確認する
なお郵送で確認する場合、1回につき500マイルが必要になります。
特典航空券の利用にあたっての注意
特典航空券は、いつでもマイルと交換できるわけではありません。
便によっては、予約開始日に特典航空券での利用ができないケースもあります。
また、特典航空券で利用できる座席には限りがあるため、空席があっても特典航空券が使えないこともあるので注意してください。
マイル利用は原則本人のみ
マイルが使えるのは、原則カード名義本人のみです。
父親名義のカードのマイルを母親が使うことはできません。
また、家族で貯めたマイルを合わせて使いたい場合は『ANAカードファミリーマイル』に登録する必要があります。これに登録すれば、父親と母親のマイルを合算して特典航空券と交換するといったことが可能です。
ANAマイレージカードの種類

マイルを利用するにはANAマイレージカードが必要になります。
カードにはたくさんの種類があるため、どれを選べばいいか迷う人も少なくないでしょう。そこで続いては、おすすめのカード4種類を紹介します。
1.マイル初心者におすすめ!『ANA JCB 一般カード』
まずは、ANAカードの中でもスタンダードタイプの『ANA JCB 一般カード』を紹介します。
ANA一般カードの特徴
ANA JCB 一般カードは、ANAカードの中でもスタンダードタイプで、初年度年会費は無料です。
クレジットカード機能が付いていて、カード利用1,000円で1ポイントが付与されます。
一般カードにはVISAやMasterブランドのものもありますが、JCBブランドの方がマイルへの交換手数料が安くなっています。
- 入会費:0円
- 年会費:初年度無料(2年目以降2,160円(税込))
- 搭乗ボーナスマイル:10%
- ショッピングマイル:1,000円=1ポイント=5マイル
- 航空券購入マイル:100円=1.5マイル 相当
カード機能
ANA一般カードは、以下の機能を備えています。
- クレジットカード
- iD
- Apple Pay
- WAON
- PiTaPa
- 楽天Edy
- QUICPay
- 銀聯
- ETCカード
- バーチャルカード
- 家族カード
こんな人におすすめ!
ANA一般カードはスタンダードタイプのカードということもあり、マイルをこれから貯めていくマイル初心者の方におすすめです。
また、年会費も他のカードと比べると安めなので、低コストでマイルを貯めたい人にもピッタリでしょう。
2.電車も飛行機も買い物もこれ1枚!『ANA VISA Suicaカード』
続いては、Suica機能を備えた『ANA VISA Suicaカード』を紹介します。
ANA VISA Suicaカードの特徴
ANA VISA Suicaカードはその名の通り、Suicaの機能を搭載しているカードです。
Suicaなので、駅の改札はもちろん、空港の保安検査場や搭乗口でもカードをかざすだけで楽々通過することができます。
また、Suicaへのチャージでもマイルを貯めることができるのも大きな特徴です。
- 入会費:-
- 年会費:初年度無料(2年目以降2,160円(税込))
- 搭乗ボーナスマイル:10%
- ショッピングマイル:1,000円=1ポイント=5マイル
- 航空券購入マイル:100円=1.5マイル 相当
カード機能
ANA VISA Suicaカードは、以下の機能を備えています。
- クレジットカード
- iD
- Apple Pay
- WAON
- PiTaPa
- 楽天Edy
- QUICPay
- 銀聯
- ETCカード
- バーチャルカード
- 家族カード
- Suica
こんな人におすすめ!
ANA VISA Suicaカードは、Suicaを搭載していることもあり、電車通勤をする人や普段から電車を頻繁に利用する人におすすめです。
また、コンビニなどでのちょっとした買い物の際にもSuicaを利用する人であれば、効率よくマイルが貯められるでしょう。
3.しっかりとマイルを貯めたい人におすすめ!『ANA ワイドカード』
続いては、搭乗ボーナスマイルが多い『ANA ワイドカード』を紹介します。
ANA ワイドカードの特徴
ANA ワイドカードは、年会費こそ7,830円かかりますが、その分搭乗ボーナスマイルが25%と、ここまで紹介した2つのカードよりもその割合が高くなっています。
また、入会時やカード継続時にもらえるボーナスポイントも2,000マイルと、一般カード(1,000マイル)よりも多いのが特徴です。
- 入会費:-
- 年会費:本会員7,830円(税込)
- 搭乗ボーナスマイル:25%
- ショッピングマイル:1,000円=1ポイント=5マイル
- 航空券購入マイル:100円=1.5マイル 相当
カード機能
ANA ワイドカードは、以下の機能を備えています。
- クレジットカード
- iD
- Apple Pay
- WAON
- PiTaPa
- 楽天Edy
- QUICPay
- 銀聯
- ETCカード
- バーチャルカード
- 家族カード
こんな人におすすめ!
ANA ワイドカードは、ボーナスマイルが多いため、しっかりとマイルを貯めたい人におすすめです。特に出張や旅行などで飛行機を利用する機会が多い人は、効率よくマイルを貯めることができます。
4.マイルと一緒にステータスもゲット!『ANAゴールドカード』
続いては、マイル貯めやすさに加えて、ステータスも高い『ANAゴールドカード』を紹介します。
ANAゴールドカードの特徴
ANAゴールドカードは、ANAカードの中でもステータスが上位のカードです。
年会費は、15,120円と高額ですが、その分国内外の旅行傷害保険が最大で5000万円まで補償されるほか、空港のラウンジを利用することもできます。
また、ショッピングマイルの換算率が高いのも大きな特徴です。
- 入会費:-
- 年会費:本会員15,120円(税込)
- 搭乗ボーナスマイル:25%
- ショッピングマイル:1,000円=1ポイント=10マイル
- 航空券購入マイル:100円=2マイル 相当
カード機能
ANAゴールドカードは、以下の機能を備えています。
- クレジットカード
- iD
- Apple Pay
- WAON
- PiTaPa
- 楽天Edy
- QUICPay
- 銀聯
- ETCカード
- バーチャルカード
- 家族カード
こんな人におすすめ!
ANAゴールドカードは、ゴールドカードということもあって、ステータス性の高さが魅力の1つです。
そのため、マイルだけでなく、カードにステータスを求める人におすすめです。
もちろんマイルに関しても、他のカードよりも貯まりやすいので、旅行好きの方などにもおすすめできます。
ANAマイレージカードの登録・入会方法

最後に、ANAマイレージカードの登録・入会方法を解説します。
入会手続き
ANAマイレージカードは、インターネットから申し込み手続きを行えます。
以下のANAカードページにアクセスし、希望するカードの『詳細・お申し込み』を選択してください。
あとは、内容に沿って情報を入力するだけです。
入会に必要なもの
インターネットでの入会手続きの際には、以下の書類が必要になります。
- キャッシュカード、預金通帳
- 本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)
登録情報
カードの申し込みにあたっては、以下の情報を記入します。
- 名前
- 生年月日
- 性別
- 郵便番号/住所
- 電話番号
- 職業
- 年収
- メールアドレス
- 世帯情報
- 支払い口座情報
ここで間違いがあると、カードの発行ができないので注意してください。
登録・発行にかかる時間
カードが手元に届くまで約1週間かかります。
まずカードの申し込みを行ってから約3営業日で審査が行われます。
その後審査に通過すれば、カードが発送されます。
発送から手元に届くのが申し込みから約1週間後です。
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記事内の情報は2019/07/25時点のものです。
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