助成金と補助金ってどんなお金?特徴から申請の流れまで徹底解説

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税金

会社を経営している方であれば、『助成金』や『補助金』という言葉を耳にしたことがあるでしょう。
しかし、ふたつの違いについて詳しく説明できる方は少ないのではないでしょうか?

今回はそんな、知っていそうで知らない助成金と補助金の違いについて詳しくご説明します。

経営に役立つ助成金と補助金

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会社を経営するためには、なにはともあれ資金が必要です。
そんな毛家に役立つのが助成金補助金のふたつ。

なんとなく名前から想像ができるかと思いますが、どちらも会社の支援金として受け取ることができるお金のことです。
とはいえ、わざわざ名称を分けるからにはそこに違いがあるということ。

ふたつの共通点、そして違いについてじっくり見ていきましょう。

ちなみに、現在企業をしていて「仕事に関するお得情報を探している」という方は以下のページもぜひご一読ください。

【知っ得】起業・独立を支援するドリームゲートについてたっぷりご紹介!

助成金と補助金の共通点

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両者には、共通点がいくつかあります。
そのひとつとして、返済義務がないことが挙げられます。

会社の経営に必要なお金を用意する場合、まずはじめに思いつくのは銀行などの融資ではないでしょうか?
たしかに銀行の融資は便利ですが、この場合はあくまで借りたお金なので返済の義務が生じます。

その点助成金や補助金であれば、支給条件さえ満たしてしまえばそのまま支援金を受け取ることができるのです。
ただし注意しなければならないのが、支給のタイミングです。

銀行融資の場合はお金を受け取ってから事業拡大等に利用できますが、助成金や補助金はまず自社で支払いをした後に支給されます。
もとから資金がない、という場合に借りるということはできないので注意しましょう。

助成金と補助金の違い

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返済義務がなく、後払いで支給が受けられる助成金と補助金。
これらの違いとはなんなのか、詳しくご説明します。

助成金

助成金は、国もしくは地方公共団体等から支給される支援金です。

助成金の特徴は、比較的支援が受けやすいこと
受給のための条件を満たせば、各種助成金の内容に応じた額が支給されます。
条件については助成金の種類により異なるため、厚生労働省や地方公共団体等のサイトを確認してみましょう。

助成金はひとつに限らず、複数受給することもできるので会社経営者であればぜひチェックしておきたいサポートです。

補助金

補助金も、国もしくは地方公共団体等から支給される支援金であることは同じです。

では何が違うのかというと、受給できるかどうかシビアである点が挙げらます。
というのも、補助金が支給される会社には限りがあるためです。
助成金の場合は条件さえ満たせばどの企業も支援を受けられますが、補助金の場合は最低限の条件を満たしていても他社が自社より優れていれば給付対象から漏れてしまう可能性があるのです。

いかに自社が優れているか、補助金を得ることでどのように事業に役立つかなどをアピールする必要があるのが補助金の大きな特徴なんですね。

助成金と補助金の活用例

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では実際に助成金と補助金を使うとどのように役立つのか、いくつか活用例をご紹介します。

従業員の能力向上には『キャリアアップ助成金』

助成金のひとつにキャリアアップ助成金があります。
これは、その名のとおり従業員のキャリアアップを図るための助成金です。
じつは、キャリアアップ助成金もさらに細かく分かれており、キャリアアップの内容により受給できる種類が異なります。

例えば、いままで派遣や契約社員として働いていた従業員を正規雇用に転換する場合には正社員化コースが適用されます。
ここでいう正社員には、勤務地限定正社員や短時間正社員も含まれます。

助成金の受給額は、企業の規模や労働者の状況(母子・父子家庭など)で異なります。

会社を創業したら『創業支援事業』

市区町村のなかには、創業支援事業計画を策定している場所もあります。
これは、該当の市区町村にて会社を創業する場合に利用できる補助金のこと。

どのような利点があるのかというと、創業時に発生する利子の一部を市に負担してもらうことで融資を低金利に受けることができるのです。
ただし、この補助金が利用できるのは個人事業主もしくは中小企業の事業主に限ります。
また、創業から1年未満などの条件が設定されている場合もあるため、起業予定の方は事前にチェックをしておきましょう。

助成金と補助金申請時の主な流れ

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さまざまな場面で役立つ助成金や補助金ですが、申請はどのように行えばよいのでしょうか?

申請の流れについて、簡単にご説明します。

助成金を申請する場合

助成金の申請は種類によりますが、主な流れは以下のとおりです。

1.助成金の受給条件を確認する

最初にチェックしておかなければならないのが、助成金の受給条件です。
各種助成金には、受給をするうえで満たしておかなければならない条件がいくつか設けられています。

ここでよく見ておきたいのが、事業規模や労働者数などです。
こうした条件が満たせていないと支援は受けられないため、注意しましょう。

2.実施計画を立てる

助成金を受給するためには、今後会社をどのように運営していくのか実施計画を立てなければなりません。
たとえばさきほど例に挙げたキャリアアップ助成金の場合、何名の労働者がどのような雇用形態になるのか、などある程度見通しを立てる必要があるのです。

3.各種書類を用意する

助成金を申請するためには、申請書類や各種証明書などが必要になります。
必要書類については各種助成金の案内ページなどを参考に、早めに準備しておきましょう。

4.書類を受付窓口に提出する

用意した書類は指定の受付窓口に提出します。
窓口については、助成金の案内等に掲載されているのでご確認ください。

5.審査を受ける

受給条件や実施計画について、問題がないかの審査があります。
ここで問題がなければ、交付決定の通知が届きます。

6.実施計画を実行する

助成金の交付が決定したら、自身が立てた実施計画を実行しましょう。
計画実行には期限が定められているため、必ず期限内に計画を終わらせてくださいね。

7.支給申請

実施計画を実行できたら、支給申請を行います。
申請にも期限があり、超過すると申請ができませんのでご注意ください。

8.支給

運営に問題がなく、計画が実行できていれば晴れて助成金の支給となります。

補助金を申請する場合

続いては補助金を申請する場合について、こちらも簡単に流れをご説明します。

1.補助金の受給条件を確認する

こちらも、まずは受給条件の確認をしましょう。
補助金の種類は幅広く、受給条件もさまざまなので見落としや見間違いをしないようによく注意してくださいね。

2.実施計画を立てる

補助金の場合も、実施計画を立てる必要があります。
受給条件を満たせるように、かつ事業に無理がないように実施計画を立てましょう。

3.必要書類を用意する

実施計画書および申請書など、必要な書類を用意します。
書類については各種補助金のサイトなどで、PDF形式でアップされているのでダウンロードをして印刷をしましょう。

4.事務局に書類を提出する

書類が用意できたら、定められた期限内に事務局へ提出しましょう。

5.審査を受ける

申請書類や実施計画の内容を確認し、交付の有無が審査されます。
この審査に通ると、交付決定通知が送られています。

6.交付申請書を事務局に提出する

受け取った交付決定通知書は、再度提出期限内に事務局に提出しましょう。

7.実施計画を実行する

交付が決定した実施計画を実行し、事業をすすめます。
実施状況については事務局のチェックが入るため、きちんと実行しましょう。

8.支給

実施計画が問題なく実行されていれば、無事に補助金の支給を受けることができます。
支給を受けるためには、補助金の対象となる金額の報告等が必要です。

また、対象の領収書等は補助金の受け取り後5年間は保存が義務となっているため処分しないようにご注意ください。

助成金・補助金の種類ごとに申請方法が異なる

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出典元:フリー写真素材【写真AC】

上記で紹介した申請の流れは一例です。
助成金や補助金の種類により、報告の内容や申請のタイミング等は異なります。

これから助成金や補助金の利用を検討している方は、必ず事前にチェックしておきましょう。
特に申請期日は1日でも過ぎてしまうと申請不可となってしまうので、よく確認しておくことが大切です。

手続きに不安があればプロに頼もう

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各種書類の準備や事業計画の作成、事務局への提出など手続きが多いのが助成金や補助金の特徴。
普段の業務に追われて、なかなか申請まで手が回らないという方もいるかもしれません。
また、書類が多すぎてどうしたらよいのかわからないという方も少なくないようです。

もしもこうした手続きの不安がある場合には、税理士社労士などに委託することも可能です。
別途料金がかかりますが、気になる方は一度相談してみても良いでしょう。

執筆日:2019/06/30

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