戦後最長の景気回復が続いていると政府機関はアナウンスしていますが、我々庶民にとっては景気回復した実感をいまひとつ持てないのが実情です。
このような状況の中で庶民の夢、億万長者になることは非常に難しいです。
そんな我々に残された最後の手段が宝くじです。
宝くじであれば少ない元手で一攫千金を狙うことができるからです。
その中でも夏が迫ってきたということで皆さんの期待を一身に背負っているのが、サマージャンボ宝くじです。
サマージャンボ宝くじとはどのような宝くじなのでしょうか。
ここでは2019年のサマージャンボ宝くじについて、発売日は抽選日などの各種情報についてご紹介します。
そもそも宝くじとは

そもそも宝くじとはどのような位置づけの商品なのでしょうか。
ここではサマージャンボ宝くじがジャンルとして属する宝くじについての法的な位置づけなどの概要についてご紹介します。
宝くじの概要
宝くじは、当せん金付証票法について発行される富くじです。
当せん金のせんは籤という文字が当てられますが、籤という字は常用漢字ではないので一般的にはひらがなで表記されることが通常です。
当選金では間違いですので、注意してください。
宝くじの経緯
宝くじは江戸時代にその起源があります。
もともとはお寺や神社などの修理費用を集めるために開始された富くじが宝くじの起源にあたります。
終戦後の1948年に地方財政の資金調達を目的として、宝くじはその販売を開始されることになりました。
現在でも宝くじの収益金は、当せん金と宝くじの運営費用を除いた全額を宝くじを販売した都道府県や政令指定都市などに充てられています。
よく目にするところでは上野動物園の動物たちの展示スペースなどは、宝くじで収益金をもとにして改修を行われたそうです。
宝くじの払い戻し率
宝くじの他にも競馬やオートレースなど様々な賭け事に関しては、払戻率というものを計算することができます。
払戻率とは、その賭け事に対してどれだけ勝てるかを指し示す指標となっています。
具体的には、発売総額に対して当せん金や配当金などがどれぐらいの割合を占めているかで計算されます。
競馬やオートレースなどの一般的な公営ギャンブルでは、この払い戻し率が74.8%と非常に高く設定されています。
これに対して宝くじの場合は、法律で当せん金額がその発売総額の5割を超えてはいけないと定められています。
平成26年度の実績では、宝くじの払戻率は46.7%だったそうです。
日本の宝くじの払い戻し率は他の国に比べて低い
日本の宝くじの払い戻し実は法律で50%を超えませんが、他の国の宝くじの払戻率は日本よりも高く設定されているところが多いようです。
最も高いのは、石油輸出国として有名なアラブ首長国連邦のドバイでその払い戻し率は72%にも上るそうです。
アメリカでも60.7%、スペインでは60.5%と軒並み日本よりも高く設定されているようです。
税金の面では優遇されている
日本の宝くじの払い戻し率が50%を下回っているという現状を紹介しました。
他の公営ギャンブルに比べてうまみが少ないように感じるかもしれません。
しかしながら払戻率が50%を下回る公営ギャンブルや宝くじは、その当せん金に対しては非課税です。
従って宝くじで一等に当せんして1億円を超えるような当せん金を手にしたとしても、そこに対して税金がかけられることはありません。
2019年のサマージャンボ宝くじ

ここまで、そもそも宝くじとはどのような枠組みであるのかについてご紹介してきました。
ここからは2019年のサマージャンボ宝くじについてご紹介します。
そもそもジャンボ宝くじとは
もともとジャンボ宝くじとはどのような位置づけの宝くじなのでしょうか。
1979年にそれまで発売していた宝くじに加えて、年3回の全国自治宝くじとしてジャンボ宝くじは華々しく誕生しました。
最初は、一枚あたりの金額は200円で、一等当せん金は2,000万円でした。
その年はその一回しか行われなかったのですが、消費者からのジャンボ宝くじ会の評価は好評でした。
これを受けて徐々に宝くじの当せん金に関する規制が緩和されるようになり、1989年には一枚あたり300円のくじで、一等当せん金6,000万円、前後賞が4,000万円で合わせて1億円に到達しました。
1億円の大台を突破したところからサマージャンボ宝くじの人気はますます高まり、購入者が増加することになりました。
そして2015年の冬には一等当せん金7億円、前後賞が3億円となり初めて合わせて10億円の大台を突破しました。
当せん金額があがるのと対照的に、2015年の冬には過去最低の2,000万分の1にまで当せん確率は下がることになりました。
当せん金額と当せんくじ本数
それでは2019年のサマージャンボの当せん金額と当せんくじ本数をご紹介します。
2019年のサマージャンボは一等当せん金5億円、前後賞が1億円で、合計すると7億円を手にするチャンスがあります。
2019年のサマージャンボの当せん金額と当せんくじ本数は以下の表の通りです。
等級 | 当せん金 | 本数(ユニット) |
---|---|---|
1等 | 5億円 | 20本 |
1等前後賞 | 1億円 | 40本 |
1等の組違い | 10万円 | 1,980本 |
2等 | 1,000万円 | 40本 |
3等 | 100万円 | 600本 |
4等 | 10万円 | 12,000本 |
5等 | 3,000円 | 200万本 |
6等 | 300円 | 2,000万本 |
1等と前後賞合わせて7億円は、夢が広がりますね
サマージャンボ宝くじの発売日
サマージャンボ宝くじの発売日は、2019年の7月2日(火)から8月2日(金)の1か月間です。
サマージャンボ宝くじの発売初日には例年、多くのお客さんが詰めかけることでも有名です。
サマージャンボ宝くじの抽選日
2019年のサマージャンボの当せん番号を抽選する日は、8月14日(水)です。
その日に向けてサマージャンボ宝くじを購入した人のボルテージは高まっていくわけです。
サマージャンボ宝くじの換金期間
幸運なことにサマージャンボ宝くじに当せんすることができた場合、当せん金の受け取り期限は1年間に設定されています。
すなわち2020年の8月14日までに受け取る必要があります。
高額当せんが出なかったとしても、少額でも当せんしているのであれば忘れずに受け取りに行きましょう。
サマージャンボにはサマージャンボミニもある
サマージャンボ宝くじと並んで発売されるのが、サマージャンボミニ宝くじです。
サマージャンボミニ宝くじも発売期間や抽選日などはサマージャンボ宝くじと同じ日に設定されています。
サマージャンボ宝くじとサマージャンボミニ宝くじの違いは、当せん金額とその本数の違いです。
サマージャンボミニ宝くじの当せん金額とその本数は、以下の表に示します。
等級 | 当せん金 | 本数(ユニット) |
---|---|---|
1等 | 3,000万円 | 40本 |
1等前後賞 | 1,000万円 | 80本 |
2等 | 100万円 | 1,600本 |
3等 | 10万円 | 16,000本 |
4等 | 1万円 | 80,000本 |
5等 | 3,000円 | 80万本 |
6等 | 300円 | 800万本 |
夏祭り賞 | 20,000円 | 24,000本 |
サマージャンボミニ宝くじの高額当せんの本数は、サマージャンボ宝くじの2倍多く設定されています。
少しでも高い確率で高額当せんを狙うのであれば、サマージャンボミニ宝くじの購入を検討してみても良いかもしれません。
サマージャンボは当たるまで辛抱強く買い続けよう

サマージャンボ宝くじに限らず、ジャンボ宝くじは庶民が億万長者になれるかもしれないということを夢見ることができる数少ないチャンスです。
普段は宝くじにあまり興味がないという人でも多くの人が購入している姿を見れば、自分も購入してみたくなるかもしれません。
それに短い間だけでも高額当せんした時には、その当せん金をどのように使おうか夢想することができるだけでも、サマージャンボ宝くじを買った甲斐があるのかもしれません。
いずれにしても購入したところで当たる確率は限りなく小さいのですが、買わなければ当たる確率は確実にゼロです。
皆さんもこれをきっかけに今年の夏は、サマージャンボ宝くじを買ってみてはいかがでしょうか。
こちらも参考にしてください。
執筆日:2019/06/20
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