ユーチューバーのなり方とは?収入の仕組みや人気の職業の理由

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コラム

小中学生の子供たちが将来なりたい職業ランキングにも「ユーチューバー」が上位に入っていることから、夢をもつ子供の親だけでなく、祖父母世代もユーチューバーに対する関心は高まっています。
そこでこの記事ではユーチューバーとは何者なのかということを、ユーチューバーの収入源と合わせて解説していきます。

ユーチューバーとは?

ユーチューバーとは-アイキャッチ
ユーチューバーとは、YouTube上に自作の動画作品をアップロードして広告収入を得ている人または集団のことをいいます。
月収は0円に近い人から数百万円以上という人までさまざまですが、ユーチューバーは「YouTubeを通した収入だけで生活できるレベルの投稿者」であるという認識が浸透しています。
市場の盛り上がりに比例してユーチューバーの数は増加の一途をたどっており、競争が激しくなっています。

「ユーチューバー」という言葉はいつ頃から出てきたのか

「ユーチューバー」という言葉はいつ頃から出てきたのか-アイキャッチ
日本で「ユーチューバー」という言葉が注目されるようになったのは、2014年頃だと言われています。
2013年6月にユーチューバーのマネジメント事務所大手UUUM(ウーム)が設立されたことで、ユーチューバーという言葉と存在が徐々に世間に浸透しはじめました。一時期UUUMとYouTubeが積極的に広告宣伝したことをきっかけに、ユーチューバーの知名度は一気に跳ね上がりました。
ユーチューバーの存在自体は、2011年4月にパートナープログラム(YouTubeが投稿者に対して広告収入を分配する制度)が一般開放されたことをきっかけに誕生したとされています。
ちなみにユーチューバーという言葉は和製英語です。一般的に海外では「YouTube Personality」と呼ばれますが、最近では海外でも「YouTuber」という単語が浸透しているようです。

ユーチューバーの収入は広告収入!

ユーチューバーの収入は広告収入!-アイキャッチ
ユーチューバーとして収入を得ている人の大半は、自分が投稿した動画に広告を入れることによって「広告収入」をもらっています。動画内で広告が再生されたり、サイドバーの広告をクリックされるようになると収益が発生するという仕組みです。
1再生・1クリックによる報酬額は平均して約0.1円程と言われており、表示される広告によって単価が異なります。例えば0.1円報酬の広告の場合、1万回再生されると1,000円、10万回再生されると1万円となり、動画再生回数の増加とともに収益も増えるという仕組みになっています。
では、YouTubeで収入を得るための手順を記載します。

  1. まず、YouTubeのパートナープログラムに登録します。
  2. YouTubeパートナープログラムをGoogle Adsenseと関連付けます。
  3. YouTubeによるチャンネル審査が実施され、投稿した動画が規約を遵守したものかどうかの確認が行われます。
  4. 遵守されていると判断された場合、動画に広告を掲載することが許可されます。
  5. 動画内で広告再生されたり、サイドバー広告がクリックされると収益が発生します。
  6. 収益が8,000円以上になったら、翌月の25日前後に指定口座へ振り込まれます。

YouTubeから広告収入を得るためにはまずパートナープログラムに登録しなければなりません。また、報酬管理はGoogle Adsenseで行われるため、Googleアカウントも必須となります。
以下はYouTubeが公表している、パートナープログラムの参加に必要な最小限の要件です。

  • すべてのYouTubeパートナープログラムのポリシーに準拠していること。
  • YouTubeパートナープログラムを利用可能な国や地域に居住していること。(日本は利用可能な国のひとつです)
  • 公開動画の総再生時間が過去12か月以内で4,000時間以上であること。
  • チャンネル登録者数が1,000人以上であること。
  • リンクされているAdsenseアカウントを持っていること。

YouTubeパートナープログラムの参加承認が下りなくても、不承認から30日が経過すると再度申し込むことができます。
2019年3月時点で、YouTubeパートナープログラムの申請処理には1か月以上かかっています。チャンネルの適格性について審査担当者間で意見が分かれた場合などはさらに長い時間がかかりますので、早めの申請をお勧めします。
YouTubeの広告には3種類あります。

  • TrueViewインストリーム広告
  • TrueViewディスカバリー広告
  • バンパー広告

それぞれの特徴について説明します。

TrueViewインストリーム広告

YouTube動画のコンテンツ再生前に挿入される動画広告です。広告動画が最後まで視聴されるか、サイトへのリンクがクリックされると収入を得ることができます。
動画広告から5秒経過すると広告をスキップ可能ですが、スキップされてしまうと報酬は発生しません。

TrueViewディスカバリー広告

YouTubeのトップページや検索画面で大きなバナー広告のように表示される広告や、コンテンツの視聴中にポップアップ表示される横長のバナー広告です。
TrueViewインストリーム広告と異なるのは、クリックされて初めて収入を得られるという点です。広告表示回数は多いですが、クリック率が低いため収益性はあまり良くありません。

バンパー広告

YouTube動画の再生後や次の動画へ移るまでの間に再生される、6秒間の短い動画広告です。TrueViewインストリーム広告と異なる点は、スキップできない完全視聴型の動画広告であるということです。
3種類の中で最も収益性が高いのですが、コンテンツを最後まで(あるいは一定時間以上)視聴してもらえなければ出現しない広告であるため、すぐに視聴を停止されるような動画では表示すらままなりません。コンテンツの質が非常に重要となります。

子供の将来なりたい職業の上位にユーチューバーが登場!

子供の将来なりたい職業の上位にユーチューバーが登場!-アイキャッチ
2018年9月に実施されたアンケートをもとに作成された「小学生白書web版」で、全国の男子小学生の将来つきたい職業ランキングの2位にユーチューバーがランクインしました。中学生を対象に行われたアンケートでも、男子中学生のなりたい職業第3位に「ユーチューバーなどの動画投稿者」がランクインしています。
女子小学生の学年別アンケートによるとユーチューバーの最高位は8位、中学年以上ではランク圏外になっていることから、男子に人気のある職業であることがうかがえます。
2016年の調査でユーチューバーはランクインすらしていなかったことを踏まえると、今の子供たちにとってYouTubeがいかに身近な存在であるかが見えてきます。
一方で、保護者を対象にした子供に期待する職業アンケートでは専門職や公務員というおなじみの顔ぶれが揃い、ユーチューバーの文字はありません。
むしろ「子供になってほしくない職業」の堂々たる1位にユーチューバーが選ばれるなど、子供の夢と、将来の安定を願う親心との格差を感じざるを得ない結果となりました。

最近ではユーチューバー養成所なども登場

最近ではユーチューバー養成所なども登場-アイキャッチ
YouTubeに動画を投稿するだけなら、スマートフォンひとつあれば簡単に行うことができます。しかし、多くの人に見てもらうためにはクオリティの高い動画を作る技術が必須で、独学ではなかなか難しいというのが現実です。
そこで登場したのが「ユーチューバー養成所」です。ネットリテラシー教育はもちろん、動画編集のテクニックや自己表現の方法などユーチューバーとして必要なノウハウを学ぶことができます。ITの基礎知識からSEO対策などの実践的なスキルも身につきます。
中には発声方法や演技力まで指導してもらえる養成所もあり、カリキュラムが豊富なこともユーチューバー養成所の魅力のひとつです。世界的に活躍できるユーチューバーを目指すなら「ユーチューバー養成所」を利用して効率よく学ぶのも一つの手段です。

ユーチューバーとは?まとめ

ユーチューバーとは?まとめ-アイキャッチ
ユーチューバーというと、遊びながら楽しい動画を撮影して投稿するだけで信じられないくらい儲かる職業だと思っていた人が多いかもしれません。
しかしユーチューバーの主な収入源となる広告収入は1再生・1クリックあたり平均0.1円と予想以上に低く、月に100万回再生されてやっと10万円の収入という計算でした。
再生回数を伸ばすためにはテロップや効果音を挿入する等の動画編集が必須です。5分程度の作品を作ろうと思っても、慣れないうちは2,3日編集にかかりっきりになるという話を聞いたことがあります。
凝った動画を作ろうとすればそれだけ編集に時間を費やすこととなりますし、副業的に片手間で行っているだけで月100万回再生は夢のまた夢でしょう。しっかり編集された魅力のある動画を「コンスタントに投稿し続けなければ」達成できる数字ではないのです。
SNSやブログでしばしば遭遇する「炎上」ですが、YouTubeも他人事ではありません。動画投稿の敷居が低くなっているために、低品質な動画が増加していることも炎上の増加と関係しています。注目を集めるために過激な動画を投稿して炎上した、面白半分で投稿した動画が多くの人に不快感を与えてしまって炎上したなど、一時期毎日のようにニュースで報道されていました。
YouTubeでは規約違反の動画を削除するなど対応していますが、今後さらに取り締まりが厳しくなる可能性があります。
ユーチューバーは参入のハードルが低く夢のある職業です。これからも成長が見込める市場ですし、ますます脚光を浴びることになるでしょう。しかし、ユーチューバーを本業として生活できている人は「ほんの一握り」であるということは紛れもない事実です。
個々の責任とモラルを持って、質の高いコンテンツを発信し続けていくことが本物のユーチューバーになるための第一歩であり、一番の近道といえるでしょう。]]>

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